“インザループ” 第二のピコタンとエルメス話題の新作バッグの魅力とは
■INDEX
・インザループは2022年の新作バッグ
・インザループの特徴
・ピコタンロックとの比較
・ハンドバッグ以外のインザループ
・最後に
■インザループは2022年の新作バッグ
インザループという名前の新作バッグが、エルメスファンの間で大きな話題となっていることをご存知でしょうか?
インザループ(IN THE LOOP) ハンドバッグ
インザループは2022年の秋冬に発表されたエルメスのハンドバッグです。
販売当初から入手困難な状況が続いており、エルメスのブティックでも見つけることができたらとても幸運と言われています。
インザループが注目されている理由は?と聞かれれば、そのデザインにエルメスの魅力が詰まっているからだと推察されます。
丸いシルエットやサイズ感は、エルメスの定番バッグであるピコタンロックとよく似ています。
そして持ち手のハンドル部分などに取り入れられているのは、エルメスの人気”シェーヌダンクル”をモチーフとしたデザイン。
高く評価されている人気モチーフをバッグに掛け合わせた、新しくもエルメスらしいバッグ。
それがインザループと言えるのではないでしょうか。
■インザループの特徴
インザループはシンプルなハンドバッグですが、随所にエルメスらしさを感じる意匠が施されています。
詳しく特徴をご紹介していきます。
シェーヌダンクルをモチーフにしたデザイン
「船の錨のチェーン」がデザインの元となったシェーヌダンクルは、1938年の誕生以来
エルメスのアイコニックなモチーフとして長く親しまれています。
シェーヌダンクル ブレスレット
エルメスのシェーヌダンクルについて詳しくはこちら
インザループには、そのシェーヌダンクルのデザインが随所に使われています。
まず目につくのは両サイドのハンドルと底面です。
さらに金具。
この金具は反対側のフープにひっかけることで、簡易ロックとして使用出来ます。
素材はスイフトとトリヨンクレマンス
ハンドルと底面のシェーヌダンクルの部分には、発色が良くなめらかな「スイフト」レザーが、本体にはスイフトよりも目が大きく、柔らかい質感の「トリヨンクレマンス」が使用されています。
どちらもバーキンやケリーにも使われる、エルメスを代表する素材です。
サイズは18と23の2種類
形状の似ているピコタンロックで例えると18がPMサイズ、23がMMサイズに相当します。
現在のトレンドや日本人の体型を考えるとピコタンロック同様、18(PM)のサイズの方が人気がでるかもしれませんね。
次の項目で詳しく比較してみましょう。
■ピコタンロックとの比較
インザループ18とピコタンロックPMサイズの比較
サイズ
縦 | 横 | マチ | |
インザループ18 | 19.5cm | 18cm | 12cm |
ピコタンロックPM | 19cm | 18cm | 13.5cm |
インザループ23 | 25cm | 23cm | 15cm |
ピコタンロックMM | 23cm | 22cm | 18cm |
定価と中古市場価格
国内定価(税抜) | 中古市場価格(未使用) | |
インザループ18 | 618,200円 | 800,000円 |
ピコタンロックPM | 378,000円 | 720,000円 |
インザループ23 | 654,500円 | 800,000円 |
ピコタンロックMM | 416,000円 | 720,000円 |
※2023年2月時点での金額です。中古市場価格はカラーや年式などによって異なります。
ハンドルはピコタンロックの方が長い
ハンドルの長さはピコタンロックの方が長く作られています。
また、ピコタンロックはハンドル付け根のレザーが柔らかくたわむので、ゆとりが生まれて腕を通しやすい構造です。
対して、インザループはシェーヌダンクルのデザイン部分がしっかりしているため腕を通しにくいかも知れません。
大きな形状の変化が起きないため、持ったときの印象はインザループの方がよりフォーマルになるでしょう。
インザループは底ビスがない
底面にシェーヌダンクル型のスイフトレザーが貼られて厚くなっているため、重い物を入れても底が沈まず、形が崩れにくくなっています。
一方で底ビスがないため、置くときのスレや傷には注意が必要です。
■ハンドバッグ以外のインザループ
インザループは元々はコインケースやフォンケースなどで展開がありました。
以下ではハンドバッグ以外のインザループの一部をご紹介いたします。
インザループ ボディバッグ
長財布が入るサイズのボディバッグ。
マチが4cmあり、ジップが広く開くため見た目よりも収納性に優れています。
手触りの良くフォーマルな印象のスイフトレザーを使用しており、カジュアルなコーディネートのアクセントとしておすすめです。
インザループ フォンケース
シンプルながらもエルメスらしい存在感漂うショルダーフォンケース。
カラーバリエーションが豊富なのも魅力の一つです。
遊び心が欲しい方は『インザループ ウィンク』をチェックしてみてはいかがでしょうか。
インザループ 財布
かわいらしい半円のフォルムが特徴的なコンパクトウォレット。
開いたときのシルエットやコインケースの引き手のデザインもシェーヌダンクルになっている徹底ぶり。
デザインと機能性を兼ね備えた、フラットなミニ財布としてベストフィットなアイテムです。
インザループ カードケース
実用性、上品さ、遊び心を兼ね備えたトレンディなアイテム。
小さくたためばお札も入るため、ちょっとしたお出かけも問題無しです。
ほかのインザループシリーズと合わせて持てば、さらに魅力が際立ちます。
■ 最後に
2022年の秋冬に発表されたエルメスの新作『インザループ』は発売当初から第二のピコタンとして多くの注目を集め、現在でも入手が困難な状況が続いております。
最大の特徴である随所にあしらわれたシェーヌダンクルモチーフは激しく主張しないにもかかわらず、見る人が見ればその良さが分かる奥深い逸品に仕上げられています。
見かけた際はぜひ一度お手に取って頂いて、その魅力を実感してみてください。