クワイエット・ラグジュアリーとは?取り入れるポイントやおすすめブランドを紹介
クワイエット・ラグジュアリーとはシンプルなデザインで品質の良いアイテムを取り入れた、控えめながらも高級感のあるファッションのこと。ハイブランドのアイテムもミニマルなデザインを選ぶのがポイントです。クワイエット・ラグジュアリーの意味や取り入れるポイント、おすすめブランドを紹介します。
目次
クワイエット・ラグジュアリーとは
主張しすぎないデザインながらも、高級感の漂うクワイエット・ラグジュアリーが近年注目されています。まずは大人のファッショントレンドとなっているクワイエット・ラグジュアリーの意味を紹介します。
クワイエット・ラグジュアリーの意味
クワイエット・ラグジュアリー(quiet luxury)は直訳すると「静かな贅沢」という意味。一見すると高級なものと分からない、シンプルながらも洗練された装いで自分らしさを表現するムーブメントとして近年注目されています。素材や仕立てが良く、タイムレスに着られるアイテムを取り入れているのがクワイエット・ラグジュアリーの大きな特徴です。ハイブランドのロゴが大きく入ったアイテムや、主張するデザインとは対極的と言えるでしょう。
ノームコアとの違い
ノームコア(normcore)とは、Normal(標準)とHardcore(ハードコア)を足した造語で、「究極の普通」という意味。流行に左右されない、シンプルかつミニマルなファッションのことを指します。シンプルで控えめという点ではクワイエット・ラグジュアリーとノームコアは似ていますが、高級感という点においては違いが見られます。クワイエット・ラグジュアリーは素材や仕立ての上質さが重要になるため、より大人向けのスタイルと言えるでしょう。
クワイエット・ラグジュアリーを取り入れるポイント
クワイエット・ラグジュアリーをファッションに取り入れる時は、ベーシックなアイテムや色使いを意識するのがポイント。また、素材や仕立てにこだわって作られた、品質の良いアイテムを取り入れることも大切です。
シンプルなデザインを選ぶ
クワイエット・ラグジュアリーはタイムレスに着られるシンプルなアイテムを選ぶのが基本です。トレンチコートや黒パンツ、無地のニットといった定番のファッションアイテムでクラス感のあるコーデを作ってみてください。コーデ全体をミニマルにまとめると、大人っぽい印象になります。さり気なくスリットやタックが入っているような、目立ちすぎないけれど小技が効いたアイテムを選ぶのもおすすめです。
上質なアイテムを選ぶ
ベーシックなアイテムであれば何でも良いというわけではなく、生地の質感や仕立てにこだわるのがクワイエット・ラグジュアリーの重要なポイントです。コーデ自体はシンプルにまとめるからこそ、生地の上質さや仕立ての丁寧さでクラス感を演出しましょう。そのため、素材にもしっかりとこだわっているブランドのアイテムを選ぶのがおすすめ。服だけではなく、バッグやアクセサリーも上質なものを合わせるとより洗練された印象になります。
ワントーンでまとめる
コーデ全体の配色は、ワントーンでまとめるとおしゃれな印象です。ワントーンで統一すると、アイテム一つ一つの質感やシルエットが引き立ちます。白、黒、ベージュ、グレーなどのベーシックなカラーを選ぶと大人っぽく洗練されたムードを作りやすいでしょう。ワントーンでまとめない場合も、ベーシックな色使いを意識してみてください。
クワイエット・ラグジュアリーにおすすめなブランド
クワイエット・ラグジュアリーへの注目から、ミニマルなデザインのハイブランドアイテムにも人気が集まっています。クワイエット・ラグジュアリーにおすすめのブランドを紹介します。
ザ ロウ(The Row)
2006年にアメリカで誕生したザ ロウ(The Row)は、クワイエット・ラグジュアリーの象徴とも呼ばれるブランドです。ブランドが生まれるきっかけは、ラグジュアリーなTシャツを作ることでした。こだわり抜いた上質な素材と、オーダーメイドのようにフィットする仕立ての丁寧さ、流行にとらわれないミニマルなデザインが魅力です。
マルゴーはザ ロウのアイコンバッグとして人気のアイテム。シンプルで無駄のないデザインと、手触りの良いしなやかなカーフレザーが洗練された印象です。
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)は1966年にイタリアで設立されたブランドです。設立当初からブランドロゴのないアイテムを作ることをコンセプトにしていて、クワイエット・ラグジュアリーの先駆け的な存在と言われています。
ブランドの象徴であるイントレチャートは、イタリア語で「編み込み」という意味。職人による手作業で、一つ一つ丁寧に編み込まれています。シンプルながらも手の込んだ作りのバッグは、コーデのクラス感を高めるのにぴったりです。
ロロ・ピアーナ(Loro Piana)
1924年にイタリアで創業したロロ・ピアーナ(Loro Piana)は、最高級の素材で最高級のアイテムを作り続けているブランドです。クワイエット・ラグジュアリーがトレンドになってから、人気が急上昇しています。どのアイテムも上質な素材と控えめなデザイン、落ち着いた色味なので、クワイエット・ラグジュアリーに取り入れやすいと言えるでしょう。
カシミヤ100%のニットは、肌触りが良く防寒性にも優れているのが魅力。シンプルだからこそ、シルエットの美しさや生地の質感が引き立ちます。
ジル・サンダー(JIL SANDER)
ジル・サンダー(JIL SANDER)は1968年にイタリアで設立されたブランド。設立当初からミニマルなデザインを貫いています。無駄のない美しいシルエットと上質な素材のアイテムは、男女を問わず人気を集めています。
シンプルながらも美しいシルエットのスカートは、履くだけで大人の洗練されたムードを作ってくれるのが魅力です。モードにもフェミニンにも着こなしやすいので、1着持っておいて損はないでしょう。
プラダ(PRADA)
プラダ(PRADA)は1913年にイタリアで誕生したブランドです。バッグや財布のイメージが強いですが、服やシューズなど幅広いアイテムを展開しています。ブランドロゴのない、シンプルなデザインのものも豊富に揃っています。
プレーンな黒のパンプスは、時代や年齢、シーンを問わずに永く愛用しやすいアイテム。計算された美しいシルエットが、足元を美しく洗練されたムードにしてくれます。
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上質なアイテムでクワイエット・ラグジュアリーを楽しんで
クワイエット・ラグジュアリーなファッションは、上質でシンプルなアイテムを取り入れるのがポイント。時代や年齢に左右されず、永く愛用できるというのも魅力と言えるでしょう。ハイブランドのミニマルなアイテムで、クワイエット・ラグジュアリーなファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。