【必見】リユースショップで着物を高く買取してもらう条件!帯・小物もあわせて紹介
着なくなった着物はリユースショップで買取ってもらうのがおすすめです。この記事では買取ってもらえる着物の種類や相場、高く買取ってもらえる条件や抑えておきたいポイントを紹介します。さらに帯、和装小物、その他の装飾品の買取についても解説します。
目次
- もう着ない着物はリユースショップで買取ってもらうのがおすすめ
- 買取してもらえる着物の種類と相場
- 訪問着・振袖・留袖
- 付下げ
- 小紋
- 色無地
- 高く買取ってもらえる着物の条件
- 老舗ブランドの着物
- 有名作家が手がけた着物
- 状態の良い着物
- 丈が長い着物
- 名産地の高級着物
- 証紙・証明書付きの着物
- 着物と一緒に買取を依頼したい帯や小物
- 買取対象となる帯の種類と特徴
- その他の買取対象となる和装小物の種類と特徴
- 着物の買取方法3種と選び方のポイント
- 対面での査定が安心な「店頭買取」
- 多数買取ってもらうときに便利な「出張買取」
- 自分のペースで査定依頼が可能な「宅配買取」
- 大切な着物はリユースショップで高く買取ってもらおう
もう着ない着物はリユースショップで買取ってもらうのがおすすめ
使わなくなった上質な着物は、たんすの肥やしにしたりゴミにしたりすることなく、必要としている人に使ってもらいたいものです。リユースショップで買取ってもらえば、保管場所や保管の手間が省ける上に、ものによっては思わぬ高価買取につながることも。しかもお財布に優しいだけでなく、サステナブルで地球環境にも優しい行動と言えます。なぜなら、既にあるものを必要な人が再利用することがファッション業界の大量生産・大量破棄の問題の解消につながるからです。大切なものを受け継ぐことでものを大切にする心も芽生え、未来のサステナビリティにもつながるので、着る予定のない着物はリユースショップに持ち込んではいかがでしょうか。
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買取してもらえる着物の種類と相場
買取ってもらえる着物の種類を、高価買取が期待できるものから順に紹介します。買取金額は状態やものによって異なりますが、高額の場合はどの程度の価格が期待できるか目安もチェックしましょう。
訪問着・振袖・留袖
結婚式などの特別な席で使用する、格式高い高価な着物です。
買取相場:~20万円。
付下げ
附下とも表記されます。こちらも改まった席で着用する着物です。
買取相場:~10万円。
小紋
普段使い用の着物です。
買取相場:~10万円。
色無地
茶席などで身につける着物で、家紋付であれば結婚式などの特別な席でも使用できます。
買取相場:~5万円。
高く買取ってもらえる着物の条件
高く買い取ってもらえる着物の条件を紹介します。お手元の着物と照らし合わせてみてください。
老舗ブランドの着物
老舗ブランドや呉服店が手がけた着物は人気が高く高額査定の対象です。着物自体に表記はなくとも証紙にブランド名が書かれていることが多いのでチェックしましょう。
<老舗ブランド一例>
・銀座きしや
・尾峨佐染繍
・翠山工房
・大彦
・誉田屋源兵衛
・久保耕
・窪田織物
有名作家が手がけた着物
ブランド以外に、どの人物がデザインを手がけたも重要です。例えば、人間国宝の有名作家の作品であれば希少価値があり高価なことが多いです。
<人間国宝一例>
・稲垣稔次郎
・上野為二
・江戸小紋
・鎌倉芳太郎
・木村雨山
・小宮康孝
・小宮康助
・志村ふくみ
・鈴田滋人
・芹沢銈介
・田島比呂子
・田畑喜八
・玉那覇有公
・千葉あやの
・中村勇二郎
・中島秀吉
・羽田登喜男
・羽田登
・森口邦彦
・六谷紀久男
<著名な作家>
・浦野理一
・久保田一竹
・松井青々
・由水十久
・山下め由
状態の良い着物
当然、状態の良い着物の方が高値になります。未使用品、シミ、カビ、虫食い、匂い、汚れ、シワがないのがベスト。しつけ糸は未着用の証明なので取らずに持ち込みましょう。
丈が長い着物
同じ種類の同じ状態の着物なら、丈が長い着物の方が短いものより高額で買取ってもらえます。生地がたくさん使われている分、仕立てがしやすく、購入される可能性が上がるからです。逆に丈が短いと着られる人が限られ査定額も下がりますが、昔の時代より現代女性の方が身長も高い傾向にあり、中古市場には丈の短いものが多いのが現状です。
名産地の高級着物
高級着物「友禅」「紬」「上布」などは高額査定の対象です。
京や加賀のものが有名な「友禅」は伝統的な着物の染色方法で、鮮やかな色彩で染め上げた花鳥、草木、山水などが特徴。手仕事で染める手描友禅と、型紙を使用する型友禅があり、手描友禅のほうが手間暇かけるため高額の傾向にあります。京友禅、加賀友禅で手描となれば特に高値で買い取ってもらえます。
大島紬、結城紬で有名な「紬」は普段着としての用途で用いられることが多いですが、光沢のない上品な風合いの絹で作られる高級品です。最高級の大島紬や結城紬の他、久米島紬、牛首紬、群青紬、塩沢紬、ざざんざ織などもあります。
宮古上布や越後上布として知られる「上布」は高級な麻織物で、肌触りが良く上質な着物として知られています。八重山上布、近江上布も高級着物として有名です。
友禅、紬、上布以外にも、琉球紅型などの名産地の着物は高価買取につながりやすいです。
証紙・証明書付きの着物
高級な着物には品質を保証するための証紙と証明書がついていることが多いです。使われている素材や着物の仕立てに関する情報が記載されている他、伝統工芸品であることや、染めに関する基準を満たしている証明となるマークがついていることも。いわば本物の証で価値を証明するものなので、そういった着物は状態の良し悪しにかかわらず査定してもらうと良いでしょう。
着物と一緒に買取を依頼したい帯や小物
着物だけでなく、帯や和装小物などもものによっては買取対象です。どういったものが買取ってもらえるか紹介します。
買取対象となる帯の種類と特徴
着物の帯は着物同様、あるいはそれ以上に高価なものもあります。帯の3大産地と言われる京都の西陣織、福岡の博多織、群馬の桐生織のものは高額で買取ってもらえる傾向です。袋帯・丸帯・名古屋帯・半幅帯と、幅広い種類の帯が買取対象ですが、中でも結婚式、パーティ、成人式など出番が多い袋帯は高値がつきやすいです。名古屋帯も状態が良ければ高価買取が期待できます。ちなみに丸帯は、使うシーンが限られるため高級品ですが高値は付きにくいです。その他の査定基準は着物と似ていて、ブランドもの、有名作家の手がけた作品など、証紙が着くような帯は高値になりやすいです。
着物をおしゃれに着こなす決め手は「帯」!使用シーンに合った帯の種類を解説 着物を持っていても、合わせる帯がわからないと悩む人は多いです。着物1枚に帯3本と言われるほど、着物は帯によってガラッと印象を変えることができます。種類の多い帯を選ぶ際には合わせる着物にも注意が必要です。今回は着物の帯の種類や選び方を紹介します。
その他の買取対象となる和装小物の種類と特徴
帯留、帯締、草履、バッグ、かんざしなどの和装小物も状態が良ければ買取対象になることが多いです。着物や帯ほどの買取額は期待できませんが、老舗の呉服店のバッグなどは需要があるので買い取ってもらえることも。帯留めやかんざしは使用している素材で価値によって価値が変わります。18金、翡翠、赤珊瑚などを使った状態の良い商品は比較的、高値がつきやすいです。
着物の買取方法3種と選び方のポイント
着物買取を行うリユースショップは、店頭買取、出張買取、配送買取のどれかで買取を受けつけているところがほとんどです。これらの特徴と、自分に合った買取方法の選び方を解説します。
対面での査定が安心な「店頭買取」
持ち込んだ着物をその場で査定してもらいお金に変えられるのが「店頭買取」です。混み具合によりますが査定は30分ほどで済むことが多く、予約なしで気が向いたときに持ち込めるので、早く手放したい際にも便利です。ただし、近くに店がない場合は時間と持ちこむ手間、交通費がかかるというデメリットもあります。
多数買取ってもらうときに便利な「出張買取」
点数が多い場合におすすめなのが「出張買取」です。専門の鑑定士が自宅を訪問して査定してくれます。店頭と同様、目の前で査定してもらえるので安心です。持ち込む準備や店に出向く必要がないのがメリットです。ただし見ず知らずの人を自宅に呼ぶのに抵抗があるなら、おすすめできません。
自分のペースで査定依頼が可能な「宅配買取」
鑑定士と対面することなく買取ってもらえるのが「宅配買取」です。ネットなどで簡単に手続きをした上で、売りたい着物を箱詰めし送るだけ。先方の都合に合わせる必要がなく、自分のペースで買取りに出せる手軽さが魅力です。デメリットは買取金の支払いに一週間ほどかかり、即時に買取額を手にできないことです。
大切な着物はリユースショップで高く買取ってもらおう
着なくなった着物はリユースショップで買い取ってもらうのがおすすめです。大切にしていた着物を買い取ってもらい、必要としている人に着てもらえることはサステナブルで素晴らしい選択。高価買取の条件を知った上で、大切な着物を高価に買い取ってもらいましょう。