28.5.2024
【カルティエ・サントス】人気の理由を徹底解説
Komehyo
世界初の腕時計の1つとして認識されている【サントス】についてのご紹介です。サントスがどのように誕生したのか、なぜ人気なモデルなのかを解説いたします。是非、最後までお読みください。
▼目次
サントスの誕生秘話
現行モデルのサントス
サントスが人気な理由
①サントスのデザインに時代が追いついた
②歴史的アイコンモデルが注目されている
③男性からのカルティエ人気
Santos de Cartier
◾️サントスの誕生秘話
サントスは世界初の腕時計として開発されましたが、なぜこのサントスが開発されたのか、その背景についてお話します。
カルティエの3代目 ルイ・カルティエの友人サントス・デュモンが、ある困りごとを相談したところから始まります。
当時、時計は懐中時計が主流となっており、腕に付ける際は懐中時計にベルトを付けて腕に巻き付けていたため、「飛行機に乗った際、懐中時計では時間が読めない」という相談をしました。
その悩みを解決したのが、このサントスという腕時計です。
そして、このサントスは腕時計にしか実現できないデザインを確立していきました。
(初代サントスに最も近いWSSA0023)
◾️現行モデルのサントス
現在、現行モデルは2種類あります。
Santos-Dumont
こちらは手巻き式、クォーツ式の2種類あり、かなり初代サントスに近いデザインをしています。
見て頂くとわかるように、クラシカルな見た目で、趣味性が高い時計となっています。
Santos de Cartier
こちらは自動巻きタイプで、見た目もかなり現代的となっており、幅広い方に受け入れられるようなモデルです。
当社(コメ兵)でも、探されているお客様が多く、現在のサントス人気を引っ張っているような時計となっています。
今回はこのSantos de Cartierについてさらに詳しく解説していきます。
◾️サントスが人気の理由
①サントスのデザインに時代が追いついた
①サントスのデザインに時代が追いついた
2015年以降、ラグスポ(ラグジュアリースポーツ)の人気がどんどん高まっています。
ラグスポといえば、スポーティかつエレガントな時計のイメージですが、サントスは昔からこのようなデザインとしていたため、時代がサントスのデザインに追いついてきたのではないかと考えています。
そして、元々はクラシカルな見た目で登場したしたサントスですが、今ではさらにデザインが洗礼され、ラグスポの要素が強化されています。
また、最近ではラグスポの中でも、ノーチラスのような、これまでのラグスポとは少しテイストの違う時計の人気も出てきました。
サントスは真四角の見た目をしているため、そのような”一般的なラグスポとは少しテイストの異なる時計”が好きな層も虜にしています。
②歴史的アイコンモデルが注目されている
今までは、多くの人が時計を選ぶ際、単純に”人気のモデル”を選ぶ傾向が強かったのが、最近ではインターネットなどで事前に時計について調べる人が増えてきました。
そのため、最近では事前にその時計の歴史的な背景を調べて、そのすごさを知ったうえで購入する、という今までとは異なる流れで時計を購入する人が増えてきました。
例えば、タグホイヤー モナコなどの人気がそれに当たります。
サントスは100年以上の歴史があり、腕時計の元祖といわれる時計のため、このような歴史的アイコンモデルを求めるニーズに合致したのではないかと考えます。
③男性からのカルティエ人気
カルティエは昔から時計を作っていますが、従来、女性モデルと男性モデルは同じデザインが作られていました。しかしながら、最近では、カルティエも男性のためのモデルを作り始めました。
例えば、カリブル・ドゥ・カルティエは男性用モデルとなっています。
今では、サントスを男性に特化したデザインにしており、そして生まれたのが現在のSantos de Cartierとなっています。
また、最近では、デザインだけではなく、ムーブメントまでこだわりたいという方も増えてきました。
そこでカルティエは自社ムーブメントを用意してきました。
さらに、ムーブメントだけではなく、デザインにも男性受けする要素が組み込まれています。
元々クラシカルなサントスですが、2000年代にはデカ厚ムーブが流行り、大きなサントス Santos100を開発したり、昨今のラグスポ人気の場合は、冒頭に紹介したSantos de Cartierを登場させ時代に合ったモデルを作っています。
◾️Santos de Cartier
先程もご紹介したラグスポの要素も随所に出ているSantos de Cartierですが、その特徴について見ていきたいと思います。
①分厚く創らない
ラグスポの要素の1つとして、時計本体を薄くするという要素がありますが、こちらの時計は薄く、エレガントに魅せるようデザインされています。
サントスは、厚みが9mmとなっていて、1㎝を切るモデルとなっています。
②ベゼルデザイン
ラグスポの2つ目の要素として、本体とブレスレットが一体型のようになっている点があります。
サントスに関しては、完全な一体型ではありませんが、ベゼルから伸びているような自然なデザインとなっているため、かなりラグスポに近い作りとなっています。
③便利な機能
クイックスイッチ:ブレスレットを簡単に変える仕組み
ブレスレットとベゼルの繋がった裏側部分を見ると、ブレスレットとは別色のボタンがあります。
このボタンを操作すると、簡単にブレスレットが外れる仕組みになっています。
そのため、容易にベルトの交換が行えます。
時計の付属品として、革ベルトも付いているため、その日に合ったベルトを選んでいただくことが可能となっています。
スマートリンク:コマの調整が簡単に変えられる仕組み
ブレスレットはコマを外して調整をしますが、通常は専用の器具でピンを外して調整をしなくてはいけませんが、サントスはコマの裏にボタンが付いており、簡単にコマを外すことができます。
今回はサントスが人気の理由についてご紹介しました。
現行機種だけではなく、旧型のサントスも見てみると、かなり種類が多いモデルとなっています。
当社では新旧問わず揃えていますので、ぜひ興味がある方は当社の店舗で見比べていただきたいと思います。
(※店舗によっては在庫がないケースもございます。ご来店前にご連絡いただければ、他店からのお取り寄せも可能ですのでご活用ください。)
今回ご紹介した時計は、以下の動画でもご説明しています。
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