【2024年最新版】流行は繰り返す?!再注目されているバニティバッグについて解説
■はじめに
今回の記事で紹介するのは、バニティバッグです。
コスメグッズとして誕生し、長い歴史をもちながら、最近ではトレンドアイテムとして注目を集めているため、ご存知の方も多いと思います。
今回はバニティバッグについて、再注目されている理由とブランド別のおすすめアイテムを紹介していきます。
■目次
1. バニティバッグとは
2. バニティバッグが人気の理由
3. バニティバッグを安く手に入れる方法
4. ユーズドアイテムでバニティバッグを購入するときの注意点
5. おすすめのバニティバッグ紹介:注目のNewモデル
6. おすすめのバニティバッグ紹介:人気の定番モデル
7. 最後に
1.バニティバッグとは
“バニティバッグ(vanity bag)”とは、小型の化粧バッグやポーチのことを指します。
“ヴァニティバッグ”や”バニティケース(ポーチ)”と呼ばれることもありますが、こちらの記事では”バニティバッグ”という表現で統一させていただきます。
▼ シャネル バニティバッグ キャビアスキン 品番/1998
バニティバッグという言葉には馴染みがなくても、この形状を見るとピンとくる方は多いのではないでしょうか。
バニティバッグは化粧品の容器を入れるため、底が深い構造になっている事が特徴です。
また、化粧品を旅行先などに持っていけるように、携帯しやすいサイズ感になっている構造が多いのではないでしょうか。
内部構造は上の写真のように仕切りがなく広々としているものや、整理しやすいように細かく仕切られているものなど様々です。
▼ ルイヴィトン カンヌ モノグラムリバース M43986
形状は異なりますが、こちらも化粧品を入れるという目的のために、底が深く携帯しやすい構造になっています。
斜め掛けが可能なショルダーストラップによって、ハンドバッグ以外の用途でも使うことができます。
2.バニティバッグが人気の理由
最近になって再びバニティバッグが注目されている理由はなんでしょうか。
色々な理由が考えられますが、大きな理由はミニバッグのトレンド化だと考えられます。
今までの記事でも何回か触れていますが、2018年前後からミニバッグがトレンドアイテムとして若い年齢層を中心に流行しました。
また、キャッシュレス化が進むにつれミニウォレットの人気が高まったことにより、”ミニバッグ”の人気は今でも衰えていない様子です。
バニティバッグは前述の通り携帯しやすいコンパクトなサイズ感が特徴です。
このサイズ感がミニバッグのトレンドとマッチし、デイリーユースのアイテムとして注目されているのではないでしょうか。
実際にSNSを見てみると、バニティバッグに財布やスマートフォンを入れ、お出かけ用のバッグとして使っている方がほとんどのようです。
ブランドのWEBサイトにおいてもバニティバッグの説明文には「スマートフォン、ウォレット、AirPodsケース、ノートブックをすっきり収納できるサイズです」と化粧品を入れる用途ではなく、身の回り品を入れるバッグとして説明されていることがあります。
つまり、本来コスメグッズであるバニティバッグが、登場から長い年月を経てファッションアイテムの1つと捉えられるようになったというのが、昨今のバニティバッグの再注目の要因だと言えるのではないでしょうか。
3.バニティバッグを安く手に入れる方法
そんなバニティバッグですが、人気沸騰中のアイテムというだけあって中古市場でも価格が高くなっている傾向にあります。
バニティバッグを少しでもお手頃価格で手に入れるにはどうすればよいのでしょうか。
おすすめは「年式の古いバニティバッグ」を探すことです。
”年式が古いということは、その分状態が悪いのでは? ”と思われるかもしれません。
確かにその傾向はありますが、そうとも言い切れない理由があります。
そもそもバニティバッグは本来化粧ケースのため、屋外で毎日持ち歩くようなアイテムではありませんでした。
そのため、他のバッグに比べて綺麗な状態のアイテムが多い可能性が高いといえます。
そして、状態が綺麗でも年式が古ければ、中古市場での販売価格はお手頃になります。
つまり、バニティバッグは年式が古いものから探せば、安くても状態のいいものが見つかりやすいと考えられます。
4.ユーズドアイテムでバニティバッグを購入するときの注意点
匂いやシミ
バニティバッグは綺麗な状態のものが見つかりやすいと前述しましたが、購入する際にはしっかりと内側の状態も確認しましょう。
バニティバッグは化粧品を入れるバッグのため、香水の匂いが移っていたり、よく見るとファンデーションなどの汚れが残っている可能性があります。
総合的に状態を判断するために、写真だけでなく、実際に手に取って見てみることをおすすめします。
ストラップがついていない、つけられない
室内用に製造されたバニティバッグには肩掛け用のストラップが付けることができない場合があります。
ハンドバッグとして使用する場合には問題ありませんが、ショルダーバッグとして使うことを想定して、ショルダーストラップが着脱可能か購入前に確認することをおすすめいたします。
5.おすすめのバニティバッグをご紹介:注目のNewモデル
こちらでは、注目の最新モデルのバニティバッグをご紹介していきます。
▼ クリスチャン ディオール マイクロレディディオールバニティケース S09180NMJ
ディオールは2021年にカナージュステッチのバニティバッグも発表しており、今最も注目を集めているバニティバッグの1つといえます。
バニティバッグ好きにはこれからも目が離せないブランドです。
カナージュステッチとは、クリスチャン ディオールのアイコンバッグ「レディ ディオール」にも施される直線の重なりによって描かれた格子柄を指します。
1950年ごろに誕生したデザインと言われており、誕生以降はディオールの代表的なデザインとして広く用いられています。
▼ クリスチャンディオール ディオールトラベル スモール バニティ S5488UNTR
横×縦×マチ(幅): 18cm × 13cm × 10cm
こちらのアイテムはスモールサイズながらも、小物を収納するためのポケットがあり、使い勝手のよいデザインになっています。
またトラベル用になっているため持ち運びやすく、旅行中でもおしゃれにアイテムを整理できます。機能性とおしゃれを両立したい方にうってつけのアイテムです。
▼ シャネル タイムレスクラシック バニティバッグ キャビアスキン AP1340
横×縦×マチ(幅) : 10.5cm × 9cm × 7cm
こちらはバニティバッグを現代のファッションアイテムとして再解釈したものになると考えています。
シャネルを代表するココマークとチェーンストラップが備わり、ミニマムながらしっかりとコーディネートに華を添えてくれる一品です。
▼ ルイヴィトン バニティPM M45165
横×縦×マチ(幅) : 19cm × 13cm × 11cm
ラグジュアリーなバニティバッグとして2020年頃に登場した「バニティPM」。レザーが巻き込まれたチェーンショルダーと、持手部分に結び付けられたクロシェットによって、上品ながらもキュートなバッグとして人気のバッグです。
▼ ルイヴィトン カンヌ M43986
横×縦×マチ(幅) : 15cm × 16cm × 14cm
ルイヴィトンのバニティバッグにおいて、注目を集めている人気アイテムです。
ハンドルが長く作られており、腕に通して持つこともできます。
旧タイプのカンヌは両サイドのストラップ金具がなく、ハンドバッグとしての機能性でした。
2018年頃から展開されたタイプは、デザインが刷新されストラップがつくようになり、よりデイリーに使用できるアイテムとして人気を集めています。
カラー展開や素材の展開も豊富にあり、トレンドに合わせてデザインがアップデートされたアイテムといえます。
▼ ルイヴィトン ゲームオン モノグラム ヴァニティ 2021CR
横×縦×マチ(幅): 19cm × 13cm × 11cm
2021年春夏コレクションで登場したこちらのアイテム。
ルイヴィトンの定番ラインであるモノグラム柄でありながら、配色がカラフルにデザインされているためスポーティーな仕上がりになっています。定番でありながら、少し人と違った品が欲しい方にはおすすめの一品です。
6.おすすめのバニティバッグをご紹介:定番の人気モデル
続いて、定番の人気モデルのバニティバッグをご紹介いたします。
▼ クリスチャン ディオール トラベルバニティケース S5417VRIW
横×縦×マチ(幅) : 約 24cm × 19cm × 14cm
ディオールを代表するオブリーク(トロッター)柄を用いたバニティバッグです。
オブリーク柄とは、Diorの文字を幾何学的にデザインした総柄のことです。
かつてはトロッターという名前で生産終了となっていた柄でしたが、2017年ごろにオブリークという名前で復刻されました。
バニティバッグが流行った当時のレトロ感をそのままコーディネートに活かしたいなら、この柄が最適ではないでしょうか。
▼ シャネル バニティバッグ キャビアスキン 1998
横×縦×マチ(幅) : 15cm × 17cm × 12cm
いわゆる“ヴィンテージシャネル”と呼ばれる1980年~2000年初頭くらいに販売されていたバニティバッグです。
ココシャネルの理念であるタイムレス(不変的)なデザインで、現在でもあえてこのバッグを持たれる方は少なくありません。
▼ シャネル バニティバッグ ラム AP2303
横×縦×マチ(幅) : 16cm × 10cm × 8cm
ショルダーとしても使える、小ぶりなサイズで可愛らしいバニティバッグ。
肌触りの滑らかなラムスキンとマットゴールドのチェーンが上品さを醸し出します。
▼ シャネル バニティバッグ ラム AS1626
横×縦×マチ(幅) : 15.5cm × 16cm × 12cm
こちらも手持ち、ショルダーどちらも使える便利なバッグです。
やや縦長なフォルムがオシャレで可愛らしい印象です。
▼ シャネル バニティバッグ ラタン × カーフ AS1352
横×縦×マチ(幅) : 15cm × 12cm × 10cm
ラタン(Rotin)とは、日本語ではトウ(籐)と訳されるヤシの一種です。
こちらもココマークとチェーンストラップを採用しており、サマーシーズンに大活躍するかごバッグとして、とても注目を集めた人気アイテムです。
▼ モノグラムジャイアント M44603
▼ モノグラムLVポップ M55457
▼ ルイヴィトン ニースBB モノグラム M42265
横×縦×マチ(幅) : 23cm × 16cm × 12cm
以前製造されていたモデルをコンパクトにし、展開されたバッグです。
バニティバッグの中では比較的大きめのサイズですが、コーティングキャンバスの軽い素材によってストレスなく持ち運びができるのではないでしょうか。
ハンドルの付け根にショルダーストラップをつけることもできるため、様々な用途に合わせて活躍できるコストパフォーマンスの高いアイテムと言えるでしょう。
また、サイズ展開は横幅20cmの「ニース ミニ」横幅14cmの「ニース ナノ」と3サイズ展開となります。
▼ ニース(旧タイプ) M47280
過去に製造されていた旧タイプです。内装に施されたミラーが特徴です。
横幅は30cm程度と大きくショルダーストラップが付いており、コスメグッズを持ち運びするバッグとして製造されています。
2021年においては「ニース・ヴァニティ」として復刻されています。
7.最後に
今回はバニティバッグについて紹介いたしました。
「流行は繰り返す」という言葉がありますが、バニティバッグはその最たる例ではないかと個人的には考えています。
もしご自宅にかつて使っていたバニティバッグが残っていれば、当時を振り返りながらもう一度ファッションアイテムとして使うことを検討してみてはいかがでしょうか。