【最新版】ファーストレディが愛した名品。エルメスのコンスタンスとは?!
INDEX
・エルメス コンスタンスとは
・コンスタンスのサイズ展開
・コンスタンスⅠ、コンスタンスⅢ 構造の変化
・現行販売されているコンスタンス
・多彩なデザインのコンスタンス
・最後に
■ エルメス コンスタンスとは
1837年の創業から現在に至るまで、エルメスでは数々の名品が誕生してきました。
今回は発売から半世紀に渡り、愛され続けている名品「コンスタンス」について紹介します。
エルメス コンスタンス
1969年に発売され、シンプルかつエレガントなデザインから、多くの女性に愛されてきました。
コンスタンスの名前の由来は、デザイナーが当時身ごもっていた娘の名前だと言われています。
第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの夫人の、ジャクリーン・ケネディ・オナシスが愛用するなど、オトナの女性の象徴ともいえるバッグです。
特徴は大きな「H」
エルメスのアルファベット頭文字「H」が、正面に金具として飾られています。
クラシックなフォルムのバッグですが、一目でエルメス製品と分かる大胆なデザインが特徴的です。
このデザインは、ベルトや財布にも使用され、コンスタンスシリーズとして今では、バッグ以外の多くのエルメス商品で使用されています。
クラシックとカジュアルで使い分けられる
コンスタンスのストラップは、ストラップのレザー部分を2重にしたショートショルダータイプと、ストラップ部分を伸ばしたロングショルダータイプとして使い分けることができます。
その日のコーディネートに合わせて、バッグ自体のスタイルも使い分けることができるため、デイリーに活躍できるアイテムです。
▼ショートショルダータイプ
▼ロングショルダータイプ
■コンスタンスのサイズ展開
サイズ展開は
・ミクロ(横幅13㎝)
・ミニ(横幅18㎝)
・24㎝
・29㎝
の4つあります。
ミクロ(横幅13㎝)
ミニ(横幅18㎝)
24㎝
また、縦幅を抑え、横長のフォルムにした「エラン」というサイズも展開しています。
▼コンスタンス エラン
横 約25cm × 縦 約15cm × マチ 約5cm
■コンスタンスⅠ、コンスタンスⅢ 構造の変化
コンスタンスは長い歴史を持つバッグであり、細かい仕様変更が何度かされています。
外見のデザインの違いは殆どありません。
しかし初期タイプの「コンスタンスⅠ」と2008年頃から登場した「コンスタンスⅢ」を比較すると、細かい変化がいくつかあります。
コンスタンス Ⅰ(初期タイプの特徴)
・内側中央に仕切りがある
・内側ポケットはミニサイズのみ2つのオープンタイプ、24以上のサイズではファスナーとオープンポケットが1つずつ
・背面ポケットが付いていない
▼内側
▼外側背面
コンスタンスⅢ
・内側中央に仕切りがある
・内側ポケットはミニサイズのみ2つのオープンタイプ、24以上のサイズではファスナーとオープンポケットが1つずつ
・背面ポケットが付いていない
▼内側
▼外側背面
外見では分かりにくいですが内側を見比べれば、一目で現行デザインかどうかどのタイプのコンスタンスかが分かりますね。
■現行販売されているコンスタンス
現行で販売されているコンスタンスのサイズは、ミニと24cmの二つです。
現在エルメスのブティックで展開が確認できるのはコンスタンスⅢが多いですが、一部のサイズでは初期のコンスタンスも作られているようです。
まとめると以下のようになります。
国内定価(税抜) | ミニ | 24cm |
コンスタンスⅠ | – | 1,240,000円 |
コンスタンスⅢ | 1,060,000円 | 1,290,000円 |
■多彩なデザインのコンスタンス
半世紀に渡り発売されているコンスタンスシリーズですが、その中でも発売時期が限定されている希少性の高いデザインがあります。
その一例をご紹介します。
〇 ON A SUMMER DAY
2017年春夏に発売されたコンスタンスです。
シーズンテーマである「ON A SUMMER DAY」の特徴である幾何学模様が
本体のレザーに描かれている特徴的なデザインになっています。
〇コンビカラー
2012年ごろに発売された、スエードとレザーとコンビ素材。
コンスタンスでは珍しいバイカラーで展開されています。
〇オールブラックカラー
2015年ごろに発売された、金具に黒い染色されたレザーが取り付けられたデザインです。
通常のコンスタンスと比較して、モードテイストな装いになっています。
〇京都マーブル(シルク+スイフト)
2022年に登場した京都マーブルのコンスタンス。
シルクにマーブル模様をプリントする、京都で長年つちかわれた”京都マーブル”独自の技法を採用しています。
■最後に
半世紀の間販売され、多くの女性から愛され続けるコンスタンス。
エルメスの伝統的なアイコンバッグであると同時に、サイズやカラーなどによる多様なデザインと、普遍的な魅力をもったアイテムです。
ぜひ一度、実際に手に取り身に付けることで、その歴史と魅力を体感してみて下さい。