【コラム】新作バッグ 『CHANEL25』と、CHANEL19とCHANEL22の振り返り

CHANELの中でも人気の高いラインに『シャネル19』、『シャネル22』というバッグがあります。

シャネル19ライン

大きなキルティングとレザー編み込みのココマークがトレードマーク

シャネル22ライン

ロゴとココマークのコインが特徴的なナップサックタイプのバッグ

 

それぞれ2019年、2022年に発表されたことが名前の由来と言われていますが、2025年にも同じ法則で『シャネル25』が発表されました。

シャネル25ライン

シャネル25はテントのようなシルエットをしたホーボーバッグです。
ローンチされたキャンペーンムービーやスナップでは、ブラックとホワイトの他にもパステルカラーのブルー、ピンク、イエローなどのバッグが登場しています。

また、素材もスムースレザーだけでなくスエードのような質感の素材やメタリックラムのような光沢のある素材もあるようです。

▼素材例：スエード

▼素材例：メタリックラム

シャネル25にはトレードマークであるキルティングレザーに加え、バッグの正面と側面にそれぞれココマークの金具が配置されています。
ストラップもレザーが編み込まれたチェーンストラップとなっており、とてもアイコニックなデザインです。

ここで少し、シャネル19とシャネル22について振り返ってみましょう。
シャネル19、シャネル22は発表から今まで根強い人気を得ています。
その理由の一つは、シャネルらしさが全面に出たデザイン性が高く評価されているからです。

加えて、この二つのモデルにはシャネルにとって大きな節目が関わっています。
その節目とは、デザイナーの交代です。

2019年、シャネルを30年以上にわたり支え続けてきた巨匠、カール・ラガーフェルドがこの世を去りました。
シャネル19はカール・ラガーフェルドとその右腕であるヴィルジニー・ヴィアールが二人で最後に手がけたコレクションの一つと言われています。
2022年に発表されたシャネル22は、カール・ラガーフェルドからバトンを受け取ったヴィルジニー・ヴィアールがデザインしました。

そして2024年、ヴィルジニー・ヴィアールがシャネルのデザイナーを退任するというニュースが発表されます。
のちに発表された後任は、ボッテガヴェネタのクリエイティブディレクターであるマチュー・ブレイジーです。

マチュー・ブレイジーの就任は2025年からですので、シャネル25はヴィルジニー・ヴィアールがシャネルで手掛ける最後の新作ラインになるのではないでしょうか。

シャネル25も上記2つのラインと同様に一目でシャネルと分かるデザインをしています。
まだ発表されたばかりで流通量は極わずかですが、シャネルのニューアイコンバッグとして高い人気を集めることは間違いないでしょう。

2025年も大きな節目を迎えることになったシャネル。
今後の動向に注目です。