1. HOME
  2. 洋服・靴
  3. パンプスとはどんな靴?ハイヒールとの違い、種類と特徴を解説
サムネイル
洋服・靴

パンプスとはどんな靴?ハイヒールとの違い、種類と特徴を解説

パンプスとは一般的に履き口が広く開いていて、つま先とかかとが覆われた靴のことです。デザインは幅広く、カジュアルに履けるものからパーティに対応できるものまでさまざまです。この記事では、パンプスとはどんな靴なのか、パンプスを履くメリット、形状別の種類と特徴、さらにハイブランドのおすすめパンプスを紹介します。

パンプスとはどんな形状の靴?

ベージュのパンプスを履いた女性の足元

出典 Shutterstock

履き口が広い靴のことをパンプスと呼ぶことが多いですが、明確な定義はありません。まずはパンプスの特徴や、混同されやすいハイヒールとの違いについて押さえておきましょう。

パンプスとは

パンプスとは一般的に、履き口(足の甲の部分)が広く、足を滑らせるように履く婦人靴のこと。由来は諸説ありますが、一説によると英語の「Pump(ポンプ)」が語源と言われています。中世ヨーロッパでは馬車を交通手段としていて、運転手は運転しやすいように履き口が広くかかとが低い靴を履いていました。その運転手がブレーキを踏む様子がポンプの動きと似ていたためです。

なお、パンプスの定義は曖昧です。基本的にはつま先とかかとの両方が塞がっている靴を指しますが、つま先とかかとのどちらかが塞がっていればパンプスと呼ぶ靴屋もあります。

ハイヒールとの違い

パンプスと混同されやすいのがハイヒールです。パンプスは靴の種類の1つであるのに対し、ハイヒールは靴のかかとの高さを表したものであるのが違いです。

一般的にかかとの高さが7cm以上のものをハイヒール、4〜6cmはミドルヒール、3cm以下はローヒールと呼びます。本来ブーツやサンダルなどにもハイヒールが存在しますが、ハイヒール=かかとが高いパンプスのイメージを持つ人が多いです。

パンプスの魅力とは?パンプスを履くメリット

パンプスにはヒールの高さによって異なる魅力があります。低めのヒール、高めのヒールに分けて、パンプスを履くメリットを紹介します。

低めのヒール

ピンクのパンプスを履いた女性の足元

出典 Shutterstock

フラットやローヒールのパンプスは、安定感があり歩きやすいのが魅力です。きちんと感を出しつつも、足への負担が少ないので外回りが多い仕事の人におすすめ。ビジネスシーン以外でも、カジュアルシーンや子どもとのおでかけにも重宝します。

高めのヒール

車から降りようとしているハイヒールを履いた女性

出典 Shutterstock

ミドルヒールのパンプスは、冠婚葬祭などのフォーマルシーンで好まれます。上品なシルエットが作れるうえ、高すぎないので足が疲れにくいのがメリットです。

基本的にはヒールが高くなるほど美脚効果、脚長効果が高まるため、パーティなどで華やかに見せたいなら7cm以上のハイヒールがおすすめです。ただし足に負担がかかりやすいので、はじめは安定感のある太いヒールのものから慣れていくと良いでしょう。

パンプスのトゥの種類と特徴

パンプスはトゥ(つま先)の形状によっても雰囲気が異なります。トゥの種類と特徴を紹介します。

1. ラウンドトゥ

ラウンドトゥの黒いパンプス

出典 Shutterstock

ラウンドトゥとは、つま先が丸い形状(ラウンド)の靴のこと。フェミニンで可愛らしい印象を与える最もオースドックスな種類で、スカートに合わせたいときやカジュアルシーンにぴったりです。

つま先部分にゆとりができるため、足が痛くなりにくいところもポイント。ラウンドでも頭先が長いものを選べば、大人っぽく履きこなせます。

2. ポインテッドトゥ

ベージュのパンプスを履いた女性の足元

出典 Shutterstock

「ポインテッド」は英語で「尖った」という意味。つま先が三角に尖っているものをポインテッドトゥと言います。クールですっきりとした印象を与え、美脚効果が高い種類です。エッジの効いたスタイリッシュな印象なので、ハイブランドで多く採用されています。

きちんと感があるのでビジネス、フォーマルシーンによく合います。ただし足の指が圧迫されやすいので、長時間歩く場合には不向きです。

3. アーモンドトゥ

アーモンドトゥとは、その名の通りつま先がアーモンドのような形状をした靴のこと。ラウンドトゥとポインテッドトゥの中間のような種類で、ラウンドよりつま先が細長く、ポインテッドほど尖っていません。ラウンド、ポインテッドの両者のメリットを合わせ持ち、履きやすく美脚効果も期待できます。

フェミニンさときちんと感を兼ね備えているので、オフィスやパーティなど幅広いシーンで活躍するでしょう。日本人に多い「エジプト型」の足形に合いやすいのもポイントです。

4. スクエアトゥ

スクエアトゥのコンビパンプス

出典 Shutterstock

つま先が台形(スクエア)にカットされているのがスクエアトゥです。クラシカルな雰囲気が人気を呼び、最近のトレンドとなっています。つま先部分がゆったりしていて履き心地が楽です。おしゃれに見せたいオフィススタイルや女子会などにおすすめです。

5. オープントゥ

オープントゥのベージュのパンプス

出典 Shutterstock

つま先部分だけ覆われておらず、外から足の指が見えるのがオープントゥです。通気性が良く蒸れにくい機能性に加え、ペディキュアをチラリと見せられておしゃれに決まります。オープントゥなら、夏にはサンダルを履くようにパンプスを楽しめます。なお、カジュアルライクなので、ビジネスや冠婚葬祭では控えた方が無難です。

【シーン別】ハイブランドのおすすめパンプス

婦人靴の定番であるパンプスは、ハイブランドでも数多く取り扱っています。これまで紹介した特徴を踏まえ、シーン別におすすめのハイブランドのパンプスを紹介します。

普段使いなら:フェラガモ(Ferragamo)

ファラガモの黒いパンプス

フェラガモ(Ferragamo)はシューズを中心にアパレル、バッグ、ファッション小物などを幅広く展開するイタリア発のラグジュアリーブランドです。フェラガモのアイコンとなっている「ヴァラリボン」を添えた定番のリボンパンプスは、モダンクラシックな雰囲気で時代を超えて愛されています。オンでもオフでも使いやすく、ローヒールなら通勤や普段使いも可能です。

オフィススタイルには:ジミーチュウ(JIMMY CHOO)

ジミーチュウのベージュのパンプス

ジミーチュウ(JIMMY CHOO)はレディースシューズを中心に展開するファションブランドです。ジミーチュウの靴は長時間履いていても足の疲れや痛みが少ないことから「魔法の靴」と呼ばれ、一時は世界中のセレブからの注文が殺到したとの逸話があります。

紹介するポインテッドトゥのパンプスは、つま先がシャープすぎないのがポイント。さらに柔らかなインソール、滑りにくい靴底を採用していて、快適な履き心地を実現します。6.5cmのミドルヒールなら、エレガントさは保ちつつも足が疲れにくく、オフィスでも活躍するでしょう。

特別なおでかけには:メゾンマルジェラ(Maison Margiela)

マルジェラの黒のパンプス

ベルギー出身の人気デザイナー・マルタン・マルジェラがパリで設立したがメゾンマルジェラ(Maison Margiela)。数々のユニークな名作を生み出していて、なかでも1989年に発表した「タビ」シューズは世界中に衝撃を与えた代表作となっています。

特徴は日本の足袋から着想を得たスプリット・トウ。デザイン性だけではなく、親指を分けることで力が分散され、姿勢の矯正や外反母趾の防止などの効果も期待できます。個性的なデザインを好むクリエイター、デザイナーなど愛用者にはおしゃれ感度の高い人が多く、とびきりおしゃれにおでかけしたい特別なイベントにぴったりです。

パーティのお呼ばれに:クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)

ルブタンのベージュのパンプス

クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)は1992年にフランスで創業したレディースシューズブランド。ハイブランドの中では歴史は浅いものの、短い年月でトップブランドまで上り詰め、いまではメンズシューズやファッション小物なども幅広く展開しています。

特に人気なのは靴の底が赤く彩られた「レッドソール」のハイヒールです。赤色は靴への情熱を表しているとされ、艶っぽくエレガントなシルエットが世界中のセレブを虜にしています。女性の美しさを最大限に引き出してくれるクリスチャン ルブタンは、パーティなどの華やかなシーンで特別な存在感を放ちます。

パンプスのお得な購入方法とは?迷ったらKOMEHYOをチェック

靴屋でパンプスを選ぶ女性

出典 Shutterstock

ハイブランドのパンプスを購入するならKOMEHYOで探すのもおすすめ。KOMEHYOはハイブランドを中心に扱う日本最大級のリユースデパートです。手が届かなかったハイブランドのアイテムをお得に手に入れられたり、直営店では売り切れとなっていたアイテムに出会えたりする可能性があります。いろんなブランドのアイテムを一度に検討できるのも魅力です。

さらにハイブランドのアイテムは、高品質で永く使えるのが特徴です。ひとつのモノを捨てずに他の必要とする誰かに受け渡していくことは、アパレル業界が抱える大量廃棄などの問題を解決するサステナブルな活動につながります。

パンプスとは女性をより魅力的に見せてくれる靴

黒いパンプスを履いて歩く女性の足元

出典 Shutterstock

履き口が広く開いたパンプスは、脱ぎ履きしやすく歩きやすいのに、足をきれいに見せてくれる効果が期待できます。パンプスは女性の定番の靴であり、ハイブランドからもたくさんのアイテムが登場しています。ヒールの高さやトゥの種類ごとの特徴を押さえて、自分にぴったりのパンプスを見つけましょう。

writer profile
kaya
サムネイル: kaya
いつか欲しいものはエルメスのバーキン。それが似合う女になるべく、自分を磨いています。