エルメスとはどのようなブランド?エルメスの魅力や歴史、代表的なライン解説

※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

エルメスは世界中の人々が憧れる高級ラグジュアリーブランドで、洗練されたデザインだけでなく品質の高さでも支持されています。創業から180年以上にわたり家族経営を続けてきた点も特徴です。

本記事では、エルメスの魅力や歩んできた歴史、さらに代表的なラインについても詳しくご紹介します。ブランド理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

エルメスの概要

まずは、エルメスとはどういったブランドなのかをご紹介します。

フランスを代表するラグジュアリーブランド

エルメスは、フランス・パリに本社をかまえるラグジュアリーブランドです。創業当初は馬具の制作から始まりましたが、現在はバッグやアクセサリー、コスメなどさまざまな領域を手がけるようになりました。

エルメスの特徴として、親族が歴代の代表を受け継いでいる点が挙げられます。180年以上にわたり家族経営を貫いており、独立性を保ち続けるブランドです。

職人の技と顧客のライフスタイルを尊重している

エルメスは1837年の創業以来、手工業を軸とし、職人技とノウハウの継承を大切にしてきました。すべての工程を社内で完結させる体制を守り続けており、現在も製品の約7割はフランス国内で製造されています。

また、顧客のライフスタイルを理解し、需要のある製品を先回りして作り出してきたこともブランドの魅力です。1949年に初めて販売されたネクタイは、ドレスコードのためにカンヌのカジノに入れなかった紳士のために作られたもので、エルメスが顧客のニーズに応えて形にしてきたことを象徴する逸話のひとつです。

参照:HERMRS PARIS|「人」を中心に据えた職人のメゾン

想像力を刺激するエルメスのウィンドウディスプレイ

エルメスは想像力を大切にするブランドで、現在のウィンドウディスプレイも「エルメス劇場」として世界観を表現する重要な場になっています。

演出のきっかけは、1920年代のパリにさかのぼります。3代目社長エミール・エルメスが、フォーブル・サントノーレ通りのブティックで、手袋のウィンドウディスプレイに可能性を感じたことから始まりました。

その後、ブティックで手袋の販売担当だったアニー・ボーメルがウィンドウディスプレイの演出を任され、1978年には弟子のレイラ・マンシャリが後継者として制作を担います。

レイラ・マンシャリは銀座エルメスのオープン時のディスプレイも手がけました。

エルメスの歴史

ここからは、エルメスの歴史を解説します。

始まりは小さな馬具工房

エルメスの歴史は、1837年に創業者ティエリ・エルメスがパリで小さな馬具工房を開いたことから始まります。彼は当時から品質にこだわり、丁寧な縫製や耐久性だけでなく、馬への負担まで考えた馬具づくりを徹底していました。結果、上流階級から高く評価され、顧客は着実に増えていきます。

彼の作った鞍(くら)は1867年のパリ万博で銀賞を受賞しますが、1878年1月にはこの世を去ってしまいます。同年のパリ万博では、息子シャルル=エミール・エルメスが父の技術を引き継いだ鞍を出品し、金賞を獲得しました。この受賞を契機に、エルメスの名は広く知られるようになります。

1880年には、ブランドの象徴ともいえるフォーブル・サントノーレ24番地にアトリエを移し、鞍の販売をスタートしました。

参照:HERMRS PARIS|6代にわたるアルチザン

馬具の技術を活かしたさまざまな製品づくり

アトリエ移転後のエルメスは馬車関連のアイテムを中心に展開していましたが、フランスでは自動車が普及し、市場が急速に縮小していきました。危機感を抱いたシャルル=エミールの息子エミール・エルメスは、馬具の技術を活かして1892年にエルメス初のバッグ「オータクロア」を開発します。

さらに彼は、カナダで軍用車のボンネットに使われていたファスナーを目にして関心を抱きます。1922年に3代目社長に就任すると、ファスナーの独占権を獲得し、革製品に応用することで世界初のファスナー付きバッグを完成させました。

高品質な革製品は高く評価され、エルメスはファッション分野でも存在感を強めます。1925年にはゴルフウェア、続いてスカーフやネクタイを発表し、時代の変化に合わせて商品展開を広げていきました。

ロベール・デュマデザインの「ケリー」誕生

1951年に4代目ロベール・デュマが就任すると、エルメスはさらに大きく発展します。絵の才能に恵まれていた彼はスカーフづくりに情熱を注ぎ、鮮やかな色彩と芸術性の高いデザインで、スカーフをブランドの象徴的なアイテムへと導きました。

さらに、彼がデザインした「サック・ア・クロア」は、女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーの愛用品として注目を集めます。1956年にはモナコ公国の許可を得て「ケリー」と改名され、気品ある姿を象徴するバッグとして世界的な人気を確立しました。

5代目の事業拡大と「バーキン」誕生

1978年にロベール・デュマの息子ジャン=ルイ・デュマがあとを継ぐと、エルメスは時計や靴、金細工、クリスタル製品などへ事業を大きく広げました。

さらに、パリ発ロンドン行きの機内で偶然隣り合わせた女優ジェーン・バーキンとの会話をきっかけに、新作バッグ「バーキン」が誕生します。熟練職人が仕上げるバーキンは世界的な人気を誇り、憧れの象徴となりました。

1987年には創業150周年を迎え、現在も続く「年間テーマ」がスタートし、新しい時代へ踏み出す節目となりました。

参照:HERMRS PARIS|6代にわたるアルチザン」

メゾンエルメスの世界展開

ジャン=ルイ・デュマの時代、エルメスは海外展開を加速させ、世界各地で店舗数を大きく拡大しました。2000年にはニューヨークのマディソン・アベニュー、2001年には東京・銀座、そして2006年には韓国・ソウルへ出店し、国際的な存在感が一段と高まります。2002年のアメリカ、2005年のフランスでのオンラインブティック開設も、その流れを後押ししました。

さらに2006年には、ジャン=ルイ・デュマの意向により、初めて創業家以外のパトリック・トマがCEOに就任します。のちに6代目CEOとなるアクセル・デュマへつながる重要な移行期として、ブランドの経営基盤を整える役割を担いました。

6代目アクセル・デュマのCEO就任

パトリック・トマの時代は6代目CEOへの大切な移行期で、財団の設立や持ち株会社「H51」の創設など、経営基盤を整える取り組みが進みました。2013年にアクセル・デュマがCEOとなってからは、上海をはじめ各国で店舗を拡大し、グローバル展開がさらに加速します。加えて、顧客ニーズに応じたデジタル戦略の見直しも実施されました。

さらに、エルメス初のビューティー部門の始動や職人育成のための学校設立など、事業は多方面へ広がりブランドの進化につながっています。

参照:HERMRS PARIS「6代にわたるアルチザン」

エルメスバッグの代表的なライン

ここからは、エルメスを代表するバッグをご紹介します。

ケリー

ケリー
※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

1935年に誕生した「ケリー」は、エルメスを象徴するバッグとして広く知られています。

当初は「サック・ア・クロア」という名称でしたが、1956年にグレース・ケリー公妃が妊娠中のお腹をバッグで隠した写真が話題となり、一躍世界中へ名が広まりました。その後、モナコ公国の許可を得て現在の名称「ケリー」に改められています。

デザインは「内縫い」と「外縫い」の2種類があり、内縫いはやわらかい丸みのあるフォルム、外縫いはシャープで端正な台形シルエットが特徴です。ビジネス向きの外縫い、女性らしい印象を与える内縫いと、シーンに応じて選べる点も人気の理由です。

バーキン

※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

1984年に発売された「バーキン」は、「ケリー」と並ぶエルメスを代表するラインのひとつです。ジャン=ルイ・デュマと女優ジェーン・バーキンとの偶然の出会いにより誕生しました。

バーキンは、収納力の高さとおしゃれなデザインが特徴で、日常使いにもビジネスシーンにも活躍します。カジュアルな印象を持ちながらもエレガントな雰囲気も兼ね備えており、ラフなジーンズスタイルにもマッチします。

また、サイズ展開が5種類と豊富でライフスタイルに合わせて選べることも人気の理由です。

ガーデンパーティ

※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

1892年に発売された「ガーデンパーティ」は、もともとガーデニング用品を入れるバッグとして作られたものであり、特にカジュアル用として人気のラインです。

開口部が大きく開く台形型のフォルムで、収納力が高く出し入れもしやすいデザインです。ガーデンパーティの素材には、キャンバスとレザーを組み合わせたものとオールレザーの2種類があります。また、5種類のサイズ展開で、幅広いシーンで活躍します。

ボリード

ボリード
※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

「ボリード」は、丸みのある可愛らしいフォルムと高い収納力が魅力のバッグです。日常使いはもちろん、ビジネスシーンでも活躍し、エルメスの人気ラインのひとつとして親しまれています。

開口部にはファスナーが採用されており、スムーズな開閉が可能です。取り外し可能なショルダー付きで2way仕様として使えるため、コーディネートの幅も広がります。

なお、1923年頃発売の、世界初のファスナー付きバッグである「ブガッティ」が前身であり、のちに「ボリード」と改名されました。

ピコタン

※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

2003年に登場した「ピコタン」は、シックな定番色から春らしいパステルカラーまで幅広い色展開があり、豊富なカラーバリエーションが魅力のバッグです。

名前の由来は中世フランスにさかのぼります。当時「ピコタン」という言葉は、牛や馬のエサを量る際に使われた単位で、ボワソ一升の4分の1を意味していました。バケツ型のシルエットは、牛や馬が歩きながらエサを食べられる袋の形状をモチーフにしています。

素材はやわらかく、装いに合わせて上品にもカジュアルにも使える汎用性の高さも選ばれ続ける理由のひとつです。

エヴリン

※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。

1978年に登場した「エヴリン」は、馬具に使われるアイテムから着想を得て作られたショルダーバッグです。名称は、当時エルメスの馬具工房でディレクターを務めていたエヴリン・ベルトランが由来になっています。

開口部が大きく設計されており、荷物を出し入れしやすい点が魅力です。さらに、マチがしっかりあるため収納力が高く、衛生面に配慮して配置された通気穴も特徴的です。素材やカラーの展開も豊富で、服装に合わせてさまざまな使い方ができます。

エルメスはこれまでもこれからも愛されるブランド

1837年創業のエルメスは、フランスを代表する高級ラグジュアリーブランドとして現在も世界中の人々を魅了しています。家族経営を貫き、職人技と顧客のライフスタイルを尊重する姿勢は、今後も人々から愛されるブランドであり続けるでしょう。

KOMEHYOでは、エルメスの商品も豊富に扱っています。状態のよいエルメスを手に入れたい方は、ぜひ商品一覧からご覧ください。

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