ブシュロンの魅力 | その先進性と代表作『キャトル』『セルパンボエム』

■INDEX

・はじめに
・ブシュロンの歴史
・ブシュロンの魅力、”先進性”
ブシュロンの代表作”キャトル”と”セルパンボエム”
・最後に

■ はじめに

デコルテや腕など肌を見せるファッションをする時に身に付けたいネックレスやブレスレット。せっかくなら気分が高揚するものを身に付けたいですよね。

今回は創業から数多くの魅力的なコレクションを揃えるジュエリーブランド”ブシュロン(BOUCHERON)”についてご紹介します。

■ブシュロンの歴史

ブシュロンの創業者はフレデリック・ブシュロンという人物です。
織物商の家に生まれたフレデリックは弱冠14歳にしてジュエラーの見習いになり、織物のような柔らかさ・軽さをゴールドで表現するという試みを続けます。
フレデリックがブシュロンを創業したのは1858年で、当時ラグジュアリーの最先端であったと言われるパリのパレ・ロワイヤルに第1店舗目を構えました。

フレデリックの革新的なジュエリーは瞬く間に評判となり、1867年にパリ万国博覧会で金賞を受賞します。
その後も1878年、1889年にもグランプリを獲得するなどジュエリー界で不動の地位を確立していきました。
当時ブシュロンの展示スペース入口には職人の名前をゴールドで彫った大理石のプレートが置いてあったという逸話が残っており、これは自身が抱える職人に敬意を表したものだと言われています。

ブシュロンは1893年にパリのヴァンドーム広場にメゾンを移転します。
ヴァンドーム広場と言えば今ではヴァンクリーフ&アーペルやカルティエといった世界的なジュエラーが集う場所です。
初めてこの地にブティックを開いたのはブシュロンだと言われており、現在もこの地から新作を世界に送り出しています。

■ブシュロンの魅力、”先進性”

卓越した技術と独創性にあふれたコレクションを発表し続けるブシュロンはジェーン・バーキンやキャサリン妃をはじめ、今も昔も多くの人々に愛されています。
その人気の秘訣はなんでしょうか。数多くあると思いますが、個人的には常に時代の流れを見据えた上での”先進性”ではないかと考えています。

フレデリック・ブシュロンがジュエラーとして活躍した19世紀は、ジュエリーとは重厚で格式高いものであるべきという風潮だったと言われています。
一方でブシュロンは前述の通り”織物のような柔らかさ・軽さ”をジュエリーで再現し、当時のジュエリー界に新しい風を吹き込みました。

プリュム ドゥ パオン ラージ リング

ブシュロン_リング

この精神は今でも引き継がれており、4つの異素材を組み合わせたブシュロンの代表作”キャトル”や、当時の技量を引継ぎゴールドで羽根を再現した”プリュム”など、伝統を重んじながらも革新を続けるブランドとして注目されています。

創業から150年以上経った現在でもファッション感度の高い人々から支持され、心をつかんで離しません。

 

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■ブシュロンの代表作”キャトル”と”セルパンボエム”

キャトル

キャトル クラシック ラージリング

ブシュロン_リング

2004年に発表された”キャトル”シリーズは、現在のブシュロンを代表するシグネチャーモデルといえます。
ヴァンドーム広場の石畳からインスピレーションを受け制作され、異なる素材・装飾を組み合わせたデザインが特徴的です。

キャトルのデザインにはダイヤモンドの部分を除いて名前がついており、ブシュロンのオンラインブティックでそれぞれ購入することができます(2022年6月現在)。

▼グログラン

ブシュロン_リング

▼クルドパリ(旧名:ポワント ド ディアマン)

ブシュロン_リング

▼ゴドロン

ブシュロン_リング

デザインも多岐にわたります。

クルドパリ部分の色がブルーやレッドになったものや、通常4層のキャトルを2層にコンパクト化したもの、大きな1粒ダイヤモンドを乗せてエンゲージリングとしたものなど、ラインナップの多さも魅力です。

ユニセックスに愛用できるので、ペアでつけるアクセサリーやマリッジリングとしてもおすすめです。

 

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セルパンボエム

セルパンボエム トワエモアリング

ブシュロン_リング

1968年に誕生し、今もなお愛され続けている”セルパンボエム”シリーズ。

セルパン(SERPENT)は蛇を意味し、ボエム(BOHÈME)は自由を意味しています。
創業者のフレデリックが妻にお守りとしてスネークモチーフのジュエリーを贈ったというエピソードに由来して作られたと言われています。

鱗を表現するかのような繊細な彫刻やダイヤモンドの周囲に施されたミル打ち技法など、ブシュロンの技術力が詰まった世代を超えた名作です。

近年では華奢なデザインのものやカラーストーンを用いたものも登場しています。
伝統を引き継ぎながらもモダンに生まれ変わったセルパンボエムは、キャトルと双璧をなすモチーフとして再度注目を浴びています。

自分自身へのご褒美にもぴったりなのではないでしょうか。

▼セルパンボエム スモールブレスレット

ブシュロン_ブレスレット

▼セルパンボエム シトリンリング
ブシュロン_リング

 

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■ 最後に

今回はブシュロンについてご紹介しました。
長い歴史の中で数多くの名作を世に送り出し、格式高い伝統を引き継ぎながらも時代の変化に先駆けてきたブシュロン。

自分へのご褒美や、大切な方とのペアでつけるもの、フォーマルなシーンで使いたいものなど、それぞれの場面で気に入るアイテムがブシュロンのコレクションの中にきっとあると思います。身に付けたシーンを想像しながら、ぜひ自分に合った一生モノのアイテムを探してみてください。

 

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