
オケージョンとは?種類やフォーマルとの違い、おすすめアイテムを紹介
オケージョンとは特別な場面を意味するものです。「フォーマルと何が違うの?」「オケージョンに合った服装は?」など、さまざまな疑問をもっている人も多いでしょう。今回はオケージョンの意味や種類、フォーマルとの違い、おすすめのアイテムなど、さまざまな角度から解説します。
目次
オケージョンとは

オケージョンとは、特別な行事やイベント、式典などのシーンを指します。英語で「行事」「式典」といった意味を持つ「Occasion」に由来し、こうした場にふさわしい服装を「オケージョンコーデ」「オケージョンスタイル」と呼びます。
オケージョンコーデには、はっきりと決まった定義はありませんが、シーンによって適した装いが異なるのが特徴です。結婚式や卒業式のような格式のある場面ではフォーマルな装いが求められますが、パーティーや食事会などではカジュアルさを取り入れたスタイルも可能です。
オケージョンの種類
オケージョンは大きく分けて「ソーシャルオケージョン」「オフィシャルオケージョン」「プライベートオケージョン」の3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ソーシャルオケージョン

ソーシャルオケージョンとは、公的な行事の場を意味するものです。例えば結婚式やお葬式といった、しっかり礼節を求められる冠婚葬祭の場はこれに当たります。また、入学式や卒業式など格式ある式典も含まれます。求められる服装は、正礼装や準礼装などフォーマルな服装が基本です。
オフィシャルオケージョン

オフィシャルオケージョンとは、仕事や学校などの場を意味します。仕事においてはビジネス向けのスーツやファッション、制服、学校においては学生服などがオケージョンスタイルに当たります。
プライベートオケージョン

プライベートオケージョンとは、個人的に参加する行事やイベントのことです。例えばホームパーティーや結婚式の2次会、レストランでの食事会などが当てはまります。フォーマルすぎる必要はなく、場面によってはカジュアルな服装でも問題ありません。オケージョンの中では服装の自由度が最も高いと言えます。
オケージョンとフォーマルの違い

オケージョンとフォーマルについて、違いがよくわからないという声もきかれます。フォーマルは格式の高さを表す言葉です。フォーマルなシーンと言えば格式の高い場所や場面のことであり、フォーマルウェアと言えば格式の高い服装のことです。
オケージョンは、特別なシーンを指す言葉ですが、必ずしもフォーマルな装いを求められるわけではありません。例えば、結婚式のようにフォーマルな服装が基本となる場面は「ソーシャルオケージョン」に該当します。一方で、食事会やカジュアルなパーティーなどの「プライベートオケージョン」では、フォーマルにこだわらず、シーンに合わせた装いを楽しめることが多いのが特徴です。
ただし、オケージョンとフォーマルは実際ほとんど同じ意味で使われています。また、TPOとも意味が似ています。TPOは「Time、Place、Occasion」の頭文字をとった略称であり、時と場合に応じた服装のことです。TPOを意識した服装選びが求められる場面では、オケージョンスタイルを意識すると良いでしょう。
オケージョンシーンにおすすめのアイテム
ここからは、オケージョンシーンにおすすめのアイテムを種類別に解説。併せてシーンにマッチしやすいブランドアイテムも紹介します。オケージョンシーンそれぞれでマッチするスタイルやマナーが異なるので、具体的に着用イメージを思い浮かべながらアイテムを選びましょう。
ドレス
ドレスはオケージョンスタイルの定番アイテムです。シーンごとに求められるマナーは異なりますが、過度な露出を避けた上品なデザインなら、安心して着用できるでしょう。主役より目立ちすぎないよう意識しつつ、華やかな場では明るいカラー、厳かな場ではダークカラーを選ぶのがポイントです。特に結婚式では、花嫁と被る白色は避けましょう。

こちらのドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)のワンピースは、フォーマルな上品さと控えめな華やかさを兼ね備えた一着です。黒は格式の高いカラーですが、全体に施されたレース調のデザインが重たくなりすぎず、程よい華やかさを演出します。ノースリーブ仕様のため、ジャケットやボレロを羽織ることで、シーンに合わせたアレンジも楽しめます。
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バッグ
バッグを選ぶ際は、持ちやすいサイズ感がポイントです。格式の高いオケージョンシーンでは、大きすぎるバッグは避け、ハンドバッグやショルダーバッグが適しています。また、素材選びも重要で、コットンやビニール、ナイロンなどのカジュアルな素材は、場面によっては不向きな場合があります。シーンにふさわしい品のある素材を選びましょう。
また、結婚式のようなお祝いの場では、アニマル柄や毛皮素材は「殺生」を連想させるため避けるのがマナーとされています。バッグを選ぶ際は、服装とのバランスを考えるだけでなく、こうしたマナーや品格にも配慮すると、より洗練された印象になります。

セリーヌ(CELINE)のトリオンフのショルダーバッグは、シンプルかつエレガントなデザインが魅力。ソーシャルオケージョンはもちろん、カジュアルなファッションに合わせてプライベートオケージョンで使うのもおすすめです。
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パンプス
ソーシャルオケージョンでは、ヒールのあるパンプスを選ぶと全体のバランスが整います。デザインは、ドレスや小物との調和を意識し、派手すぎない華やかなカラーやデザインであれば問題ありません。ただし、カジュアルな素材は格式の高い場には適さず、避けるのが無難です。
また、バッグと同様に、結婚式ではアニマル柄や毛皮素材はマナー違反とされる他、つま先の出るミュールタイプは「妻が先に出る」という意味につながるため、縁起が良くないとされています。

サルヴァトーレ・フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)のパンプスは、シックな色合いながらも光沢のある素材が華やかさを演出する一足です。フォーマルな場面はもちろん、お祝いの席や格式ある式典にも適しており、幅広いシーンで活躍します。アッパー部分の上品な装飾がアクセントとなり、洗練された印象を与えてくれるでしょう。
ジュエリー
オケージョンシーンで定番のジュエリーといえば、パールを使用したアイテムです。パールは格式の高い宝石であり、華美な装飾が避けられる弔事の場でも、マナーに適したジュエリーとして認められています。シンプルながらも上品な輝きを持ち、世代を問わず幅広いシーンで活躍するため、一つ持っておくと永く愛用できるでしょう。

こちらのパールネックレスは、日本における真珠養殖の先駆けともいえるパールブランド・ミキモトのアイテムです。チェーンで等間隔につながれたアコヤパールがデコルテを上品に演出してくれます。
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オケージョンを意識して特別なシーン、場面ごとに洗練された着こなしを

オケージョンとは、冠婚葬祭や式典、パーティーなどの特別なシーンを指します。シーンごとにふさわしい装いが求められるため、その場に適したスタイルを意識することが大切です。ハイブランドの上質なアイテムは、さまざまなオケージョンシーンで永く愛用できるため、一つ持っておくと重宝するでしょう。自分のライフスタイルに合わせて、洗練されたオケージョンコーデを楽しんでみてください。