2026年の女性の厄年は何歳?前厄・本厄・後役の違いや過ごし方も解説
女性の厄年は男性よりも1回多く、30代で2回訪れます。厄年と聞くと悪いことが起こる年というイメージが強いかもしれません。ですが、女性の厄年は人生で変化の多い時期に当たるため、自身の行いについて考える良いタイミングとも取れます。本記事では、女性が厄年を迎える年齢や数え方、厄払いのタイミングなどを紹介します。
目次
2026年の女性の厄年は何歳の人?
女性の本厄は数え年で4歳・13歳・19歳・33歳・37歳・61歳・70歳・80歳になり、2026年(令和8年)は946年・1956年・1966年・1990年・1994年・2008年・2014年・2023年生まれの人です。前厄は本厄の1年後に生まれた人が対象で、後厄は本厄の1年前に生まれた人が対象になります。
※4歳と13歳は子供の厄年とされ、特に数え年の13歳は「十三詣り」と言って男女共通で厄除けの祈祷を受ける習わしがあります。また、70歳・80歳はそれぞれ古希・傘寿の健康長寿厄除けの年にあたります。
このうち、前厄・本厄・後厄がある19歳・33歳・37歳・61歳について、詳しく見ていきましょう。
2026年(令和8年)の女性の厄年
<1回目 19歳>
前厄:2009年(平成21年)生まれ 18歳 うし年
本厄:2008年(平成20年)生まれ 19歳 ねずみ年
後厄:2007年(平成19年)生まれ 20歳 いのしし年
<2回目 33歳>
前厄:1995年(平成7年)生まれ 32歳 いのしし年
本厄:1994年(平成6年)生まれ 33歳 いぬ年
後厄:1993年(平成5年)生まれ 34歳 とり年
<3回目 37歳>
前厄:1991年(平成3年)生まれ 36歳 ひつじ年
本厄:1990年(平成2年)生まれ 37歳 うま年
後厄:1989年(平成元年)生まれ 38歳 へび年
<4回目 61歳>
前厄:1967年(昭和42年)生まれ 60歳 ひつじ年
本厄:1966年(昭和41年)生まれ 61歳 うま年
後厄:1965年(昭和40年)生まれ 62歳 へび年
厄年の起源と前厄、本厄、後厄の違い
厄年の起源や考え方、数え方などの男女に共通する基礎知識を解説していきます。
厄年の起源
厄年とは、災難が起こりやすい年齢のことを指します。厄年の考え方は陰陽道が由来で、平安時代には既に存在していたと言われています。
平安時代には既に貴族の慣習となっていた厄年は、江戸時代になると民衆たちの間にも広まり、厄払いが流行るようになりました。
厄年には前厄・本厄・後厄がある
厄年は生涯で1度だけではなく、複数回訪れます。また、大きく分けて「前厄」「本厄」「後厄」の3種類があるのも厄年の特徴です。
「前厄」・・・厄の前兆が現れる年
「本厄」・・・厄年に当たる年
「後厄」・・・厄の恐れが薄らいでいく年
本厄の前後1年間も厄年と同じように慎重に過ごすべきと考える人もいます。
厄年の数え方
厄年は、数え年で数えるのが一般的です。厄年が何歳で訪れるか知りたいときは、自分の数え年を確認してみましょう。数え年は生まれる前を0歳、生まれた年を1歳と考えます。新暦の1月1日、元旦に1つ歳をとる考え方とも言えるでしょう。例えば2000年の8月1日に生まれた人の場合、2000年を1歳、2001年の1月1日からは2歳と数えます。早生まれの場合も同様に数えます。
厄年の過ごし方
厄年の間は、転職などの大きな物事は避けた方が良いと言われています。しかしながら、厄年を気にしすぎるのもおすすめはしません。ここからは、女性が厄年を迎えるにあたり気を付けるポイントを紹介します。
厄年に避けた方が良いこと
厄年の間は、結婚や引っ越し、事業や転職など、人生を大きく変える物事は避けた方が良いというのが通説です。
また、出産も人生の節目となる大きなイベントです。厄年と出産予定が被っていて不安に思う人もいるかもしれませんが、厄年の出産は厄を落とす縁起の良い事柄とされている地域もあります。厄年の考え方は地域によっても違いがあるため、必ずしも大きな物事を行ってはいけないというわけではありません。
厄年の気にしすぎに注意
先述したように、厄年の解釈や受け取り方にはさまざまなものがあります。そのため、厄年を盲信しすぎるのはあまりおすすめできません。
災難が起こるといったように厄年は悪い面に注目しがちですが、人生経験を積み、誰かの役に立ってきた「役年」という考え方もあります。厄年は、今後さらなる成長ができるように、これまでの人生や生活について振り返る機会として捉えてみると、前向きな気持で過ごせるかもしれません。
厄年のお守りになるアイテム
厄年が心配な時、お守りを身に着けてみると心が軽くなるかもしれません。厄除けのお守りになると言われているものを紹介します。
長いもの
「命が長らえる」という意味から、長いものには「長寿」の願いを込めるという風習があります。厄年や厄除けは古来からあったため、平均寿命が現在より短かった昔の人は長生きを強く願ったと考えられます。昔は帯をお守りとしていましたが、現在ではマフラー・スカーフ・ネックレス・ベルトなどが主流です。
七色のもの
七色のものは、七福神や七難を逃れるなどの意味を持ち、縁起が良いと考えられています。特に、光沢や輝きがあるものならより良いとされています。お守りとして取り入れるなら、7つの宝石をあしらったジュエリーや、光の当たり方によって虹色に輝くパールのジュエリーなどがおすすめです。
うろこ模様のもの
うろこには身を守る役割があり、うろこ模様やうろこ柄のものも魔除けの意味があるとされています。また、蛇を連想させ、脱皮することから厄落としや悪霊を退ける意味にもなっています。
おすすめの厄除けのお守りになるアイテム
グッチ(GUCCI)のスカーフは、肌寒い日に首に巻くだけでなく、バッグのハンドルやストラップの部分に巻くのもおすすめ。コーディネートのワンポイントにぴったりです。
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)のアルハンブラシリーズは、幸運の象徴である四つ葉のクローバーをモチーフにしています。虹色に輝くマザーオブパールが使用われたものだと、厄除けの相乗効果を狙えるかもしれません
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の財布には、パイソン(蛇)革を素材として使用したものもあります。財布は毎日持ち歩くものなので、魔除けや厄除けのお守りとして自然に取り入れやすいでしょう。
干支にまつわるアイテムをお守りにするのもおすすめ。2026年はうま年なので、エルメス(HERMÈS)のロデオチャームはお守りにぴったりです。
厄払いに行くタイミング・服装・持ち物
厄年がどうしても不安という場合は、厄払いに行くのもおすすめ。厄払いの正しいタイミングや服装、忘れてはいけない持ち物を紹介します。
厄払いに行くタイミング
厄払いに行くタイミングは、元旦から節分の間が一般的です。厄除けや厄払いは立春までに行う文化があったことと、厄年は数え年で数えることから、元旦を区切りにするため、という理由があります。
多くの寺社では元旦から厄払いを受け付けているので、新年を迎えてすぐに行っても問題はありません。また、厄除けや厄払いは1年中受け付けていることがほとんどです。 節分を過ぎたらやってはいけないという決まりもないため、誕生日や縁起の良い日など、好きなタイミングで行えます。ただし、寺社によっては予約が必要な場合もあるので、事前にホームページなどで確認をすると良いでしょう。
厄払いの服装
厄払いに特別な服装の決まりはありませんが、寺社は神聖な場所であることを意識するのが大切です。神様や仏様にお仕えする人に失礼のないように、きれいめやフォーマルなものを選ぶようにしましょう。あまりにもカジュアルすぎる服や、過度な露出は場違いな印象を与えてしまうかもしれません。
デニムやミニスカートは避け、ネイビーやグレー、黒といった落ち着いた色のスーツやワンピースを選ぶのがおすすめ。また、厄払いは社殿に上がって行うことが多いので足元にも注意を。靴を脱いだときに素足では失礼にあたるため、ストッキングや靴下を履いておくと安心です。
厄払いの持ち物
厄払いには祈祷料を持っていく必要があります。神社での厄払いの祈祷料は初穂料(はつほりょう)と呼ばれています。一般的な相場は5,000~10,000円程度ですが、いくら包めば良いか分からない場合は寺社に問い合わせてみると良いでしょう。
お金をそのまま渡すのはマナー違反にあたるため、祈祷料は紅白の蝶々結びの水引が付いたのし袋か白封筒に入れて、袱紗に包んで持っていくようにします。表書きは神社の場合「御初穂料」や「玉串料」、お寺の場合は「御祈祷料」「御布施」と書いておきます。
2027年の女性の厄年
2027年の女性の厄年も紹介します。先々までチェックして、これからの過ごし方の参考にしてみてください。
2027年(令和9年)の女性の厄年
<1回目 19歳>
前厄:2010年(平成22年)生まれ 18歳 とら年
本厄:2009年(平成21年)生まれ 19歳 うし年
後厄:2008年(平成20年)生まれ 20歳 ねずみ年
<2回目 33歳>
前厄:1996年(平成8年)生まれ 32歳 ねずみ年
本厄:1995年(平成7年)生まれ 33歳 いのしし年
後厄:1994年(平成6年)生まれ 34歳 ひつじ年
<3回目 37歳>
前厄:1992年(平成4年)生まれ 36歳 さる年
本厄:1991年(平成3年)生まれ 37歳 ひつじ年
後厄:1990年(平成2年)生まれ 38歳 うま年
<4回目 61歳>
前厄:1968年(昭和43年)生まれ 60歳 さる年
本厄:1967年(昭和42年)生まれ 61歳 ひつじ年
後厄:1966年(昭和41年)生まれ 62歳 うま年
厄年を迎えても前向きな気持ちで過ごそう
厄年だからといって、必ずしも悪いことが起こるわけではありません。過度に恐れずに、落ち着いて過ごすことが大切なポイントです。また、どうしても気になる場合は、厄払いに行くのも良いでしょう。 気持ちを前向きにできる自分なりの過ごし方や考え方で、ポジティブに厄年を乗り切ってくださいね。