服の寿命は何年?永く着られるアイテムの選び方を解説
アイテムによって異なりますが、洋服の平均寿命は3〜5年程度といわれています。しかし「もったいない」「まだ着るかもしれない」などの理由で処分できない人もいるかもしれません。アイテム別に洋服の寿命を解説するとともに、永く着られるコツや選び方、手放す方法を紹介します。
目次
- アイテム別|洋服の平均寿命
- アウター
- トップス
- ボトムス
- ニット
- 洋服を長持ちさせる4つの方法
- 1.洋服に合わせた方法で洗濯をする
- 2.乾燥機を使わない
- 3.連続で着用しない
- 4.防湿や防虫などの対策をして保管する
- 洋服を手放す方法
- 譲る・寄付をする
- フリマサイトやリユースショップで売る
- 永く着られる洋服の選び方
- 合わせやすいカラーや普遍的なデザインを選ぶ
- 品質の良さで選ぶ
- 永く愛用できるおすすめのブランド服
- アウター|ディオール(Dior)
- トップス|エルメス(HERMÈS)
- ボトムス|シャネル(CHANEL)
- ニット|ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
- 正しく扱って洋服の寿命を延ばし、永く着よう
アイテム別|洋服の平均寿命
洋服の寿命は基本的に3年といわれていますが、アイテムによって変わります。まずはアイテム別に洋服の平均寿命を解説します。
アウター
ウールコート:5年
ダウンコート:3~4年
ジャケット:3年
コートやジャケットなどのアウターは素材や縫製がしっかりしていることや、肌に直接触れないことから、寿命が永くなります。また室内では脱いでいることが多く、他の服と比べると洗濯の回数も少ないので長持ちします。
トップス
シャツ・Tシャツ:2年
シャツやTシャツといったトップスの平均寿命は2年。着る機会が多く、肌に触れているので傷みやすくなります。
特に白いトップスは首や袖周りが黄ばんでしまったり、黒のような色物は洗濯を繰り返すことで色褪せたりしてしまいます。タグに印刷されている文字が薄くなってきたら、買い換えの目安です。
ボトムス
パンツ・スカート・スウェット:2〜3年
ボトムスはポケットの位置や裾の長さ、シルエットが変化しやすいトレンドアイテムなので、きれいな状態でも流行遅れになりやすく、着られる期間が短くなります。またスカートは、座った時にできるシワがとりにくくなったら寿命です。
一方、デニムパンツはお手入れ方法や着用頻度によって異なりますが、寿命は長め。膝の部分が伸びてきたり、シルエットが崩れてきたりしたら買い換えましょう。
ニット
ニット:2年以内
ニットの平均寿命は2年以内と短めです。ニットはどんなに注意をしていても、毛玉ができてしまうもの。特に腕や脇など擦れやすい部分は毛玉ができやすくなります。プチプラブランドだと、1年以内に寿命を迎えることもあります。
洋服を長持ちさせる4つの方法
洗濯方法や着用する頻度などによって、洋服は長持ちさせることが可能です。簡単な方法で長持ちさせられるため、ぜひ試してみましょう。
1.洋服に合わせた方法で洗濯をする
素材や色に合った方法で洗濯をすることによって、洋服を長持ちさせられます。洗濯タグを確認し、家庭で洗えるか、クリーニングに出すかを仕分けます。家庭で洗う場合は白色や色物、柄物に分けて洗濯をするのがポイントです。
ニットやタイツ、シワができやすいデリケートな洋服は裏返してから畳み、ネットに入れます。デニムは他の洋服を傷める可能性があるため、別洗いするのがおすすめです。
2.乾燥機を使わない
乾燥機を使うと洋服にダメージを与えてしまうため、できるだけ自然乾燥をしましょう。乾燥機は高熱なので、色落ちや洋服の縮みの原因になってしまいます。どうしても乾燥機を使用する場合は、毎回かけないようにすると長持ちします。
3.連続で着用しない
洋服の着る頻度が高いと短時間でも汗や皮脂がうつってしまうため、傷むのが早まってしまいます。また摩擦も増えるので、傷みやすくもなります。
長持ちさせるためにも、ローテーションしながら洋服を着る間隔を空けるのがおすすめです。1週間着ない期間を設けると傷みやニオイを防止できます。
4.防湿や防虫などの対策をして保管する
衣替えで着なくなった洋服はお手入れを行ってから保管しましょう。その際、防湿や防虫対策をしっかり行うことが大切です。またクローゼットの中に洋服を詰め込みすぎないのもポイント。木製のハンガーを使うと型崩れを防げます。
洋服を手放す方法
まだ使える洋服を処分するのに抵抗がある人もいるでしょう。洋服の手放し方として、寄付したり、売ったりする方法があります。ここでは洋服を手放す方法を紹介します。
譲る・寄付をする
洋服の手放し方として、家族や友人に譲る方法があります。特にサイズアウトしやすい子ども服は喜ばれるかもしれません。ただし、相手に迷惑がかかることも考えられるため、譲る際は相手の意向を聞いてからにしましょう。
まだ着られるけど売る先も譲る人もいない場合は、民間企業や行政が行う古着回収がおすすめです。店舗や市の資源回収場所に回収ボックスがあるため、着なくなった洋服を入れるだけと手間もかかりません。お金にはならないものの再利用したり、世界の貧困層に寄付したりすることができるため、洋服を処分したくない人にとって良い方法といえます。ただしボロボロで着れない状態のものを寄付するのは避けたほうが良いでしょう。
フリマサイトやリユースショップで売る
フリマサイトやリユースショップで売る方法もあります。フリマサイトなら自分で値段を設定できるので、高く売れる場合もあるかもしれません。ただし自分で商品情報を入力したり、発送したりしないといけないため、手間がかかってしまいます。
一方、リユースショップに売る方法なら店に持ち込むだけ。査定が終わればすぐに現金化できるのがメリットです。そのため処分したい洋服がたくさんある、手間をかけたくない人におすすめの方法といえます。どちらの方法も人気ブランドや洋服の状態が良いものが高く売れる可能性があります。またシーズン直前の洋服も売れやすい傾向です。
その服、本当に着る?着なくなった服の見極め方・賢く手放す方法 着なくなった服をゴミとして捨てるのではなく、リサイクルショップやフリマアプリで売ったり、寄付をしたりなど賢く手放す方法があります。本記事では、着なくなった服の見極め方や賢く手放す方法を紹介します。手放した後も誰かに使って貰え、環境にも優しいリユースについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
永く着られる洋服の選び方
洋服は何度も着るからこそ、選び方を工夫することが大切です。洋服の選び方次第で、永く着回せるようになります。
合わせやすいカラーや普遍的なデザインを選ぶ
洋服を永く着たいなら、合わせやすいカラーや流行に左右されない普遍的なデザインを選びましょう。白や黒、グレーなどの定番カラーなら、トレンドが変わることなく永く着られます。
シンプルなデザインなら、より使い勝手も良くなります。コーディネートの幅も広がりやすく、何回着ても飽きにくいでしょう。差し色やトレンドカラーの小物を合わせて遊び心をプラスするのがポイントです。
品質の良さで選ぶ
素材にこだわるのも大切。トレンドの服を手ごろに購入できるファストファッションに比べ、上質な素材を使った洋服は価格が高くなりがちですが、その分丈夫に作られています。
例えばコットンやリネン、ウールなど天然繊維なら永く使用できる上、着心地も良いでしょう。また1年を通して着用できるので便利です。素材がしっかりしているため、大切に扱うことで永く使用できます。
永く愛用できるおすすめのブランド服
最後に永く愛用できるおすすめのブランド服を紹介します。シンプルなデザインや定番カラーのアイテムをピックアップしました。
アウター|ディオール(Dior)
女性の定番アウター、キャメルのコート。どんなカラーにも合わせやすいのでコーデの幅も広がります。長めの丈なので腰回りをカバーしてくれるのも魅力です。シンプルなデザインなので通勤はもちろん、プライベートでも重宝するでしょう。
トップス|エルメス(HERMÈS)
どんなシーンにも活躍する白のトップス。シンプルながらもデザイン性のあるシルエットがおしゃれさをアップします。ロング丈なのでIラインが強調でき、スタイルアップ効果も期待できます。
ボトムス|シャネル(CHANEL)
シャネル(CHANEL)のヴィンテージスカートです。ヴィンテージの洋服を着られるのも素材が良いから。マーメイドシルエットがフェミニンさをプラスしてくれるでしょう。ゴールドのバックルがアクセントになっています。
ヴィンテージで人気のブランド。シャネル・グッチ・セリーヌなどのアイテムを紹介 ブランドのヴィンテージ品が若い世代を中心に注目を集めています。ヴィンテージとはただ古いだけでなく、世界に1つしかない希少価値を持つアイテムのことです。しかし、似たような言葉に古着やアンティークがあり、違いがわからない人もいるかもしれません。本記事では、ヴィンテージの意味や人気の理由、おすすめのブランドを紹介します。
ニット|ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
袖部分にルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のロゴがプリントされたニット。上半身がボリューミーになりがちなニットも、ネイビーなので締まって見えます。シンプルなデザインなので、パンツにもスカートにも合わせやすいでしょう。
正しく扱って洋服の寿命を延ばし、永く着よう
洋服の平均寿命は約3年ほどですが、お手入れ方法や洗濯方法によって長持ちさせられます。また洋服の選び方を工夫するだけでも、寿命を伸ばすことはできるでしょう。せっかく新しい洋服を購入するのであれば、永く着回したいものです。正しいケアを行って洋服の寿命を延ばし、おしゃれを楽しんでくださいね。