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28.12.2023

予算20万円台で選ぶ!編集長のおすすめ腕時計5選 | グランドセイコー、ティソPRXクロノグラフ、ブライトリング エンデュランスプロなど

Komehyo

 

はじめに:

以前、「20万円以下の国産腕時計5選」では、”価格”面にフォーカスした紹介をしましたが、今回の20万円台のおすすめ時計では”新品で30万円~40万円クラス”の高価な時計にも焦点を当てながらご紹介いたします。また、新品であっても並行輸入品であれば、比較的リーズナブルに購入できる時計もありますので、そのような時計もあわせてご紹介いたします。

目次:
・グランドセイコー(GRAND SEIKO) 9Fモデル
・ティソ(TISSOT) PRXクロノグラフ
・ブライトリング(Breitling) エンデュランスプロ
・エルメス(HERMES) ケープコッド
・ノモス(NOMOS) タンジェント
・最後に

 


・グランドセイコー(GRAND SEIKO) 9Fモデル

 

このモデルに搭載されている9Fクォーツムーブメントはグランドセイコーのメインエンジンかつ、クォーツの最高峰と呼ばれています。
クォーツの最高峰である理由として、手作業で組み立てをされているだけではなく、大きなトルクや暖急調整機構などを搭載していることがあげられます。この大きなトルクのおかげで、クォーツでありながら大きな針が動かせたりと、自動巻き時計顔負けの機能を備えています。9Fモデルの魅力については、ぜひこちらの動画もあわせてご覧ください。

 

 

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≫ セイコー|9Fモデルをもっと見る

 

 

・ティソ(TISSOT) PRXクロノグラフ

 

今流行りのラグスポ(ラグジュアリースポーツ)モデルが20万円台で購入ができます。こちらは三針のPRXの上位機種のクロノグラフモデルとなっており、機能が増えただけではなく、サイズや厚みも増すため、ラグスポとしての質感がグッと上がります。さらにクロノグラフになったことで、インダイヤル(小さな針)が付き、外側、内側の配色を変更することができ、文字盤が1色ではなく2色使われていてデザイン性も向上しています。

 

ムーヴメントは、ETA社のムーブメント”Cal7750”の横三つ目版が搭載されています。このムーブメントは”カルティエ サントス100”等にも使われている、ETA社の傑作クロノグラフムーブメント「7750系」の一つである「7753」を60時間パワーリザーブに改良したCal.A05.H31です。これは、ETA社がスウォッチグループ内の企業であり、同グループに所属しているメーカーだから実現できた特別なムーブメントです。クォーツでは味わえなかった面白さを味わうことができる時計としておすすめです。

 

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・ブライトリング(Breitling) エンデュランスプロ

 

こちらは2022年に発売したばかりのモデルで、大変人気のあるモデルです。人気の秘訣は”トレンド感”だと私は感じています。
現在、時計業界では”カラフル色”を採用するのがトレンドとなっており、ロレックスやオメガも文字盤や配色にこだわっている中で、ブライトリングも豊富なラインナップを揃えています。

 

ブライトリングの代表作はクロノグラフの「ナビタイマー」「クロノマット」ですが、その中でも機械式クロノグラフは100万円ほどします。しかしながら、こちらのエンデュランスプロは、クオーツとはいえ中古であれば20万円後半と、かなりリーズナブルに購入することが可能です。また、エンデュランスプロはクォーツモデルですが、ただのクォーツではありません。このクォーツは”スーパークォーツ”と呼ばれています。”スーパークォーツ”は通常のクォーツムーブメントより約10倍も高精度なクォーツムーブメントです。

 

例えば、通常のクォーツ時計は、月に15秒ほどの誤差があると言われます。しかしながら、”スーパークォーツ”であれば、月差が10倍の約1.5秒、これを年差に換算すると誤差18秒ほどということになります。つまり、スーパークォーツは、「年差時計」という表現に近いものと言ってよいでしょう。

 

その証明として、クロノメーターという検定に通過したムーブメントのみが付けることが許される、”クロノメーター(CHRONOMETER)”の文字がエンデュランスプロには付けられています。

また、エンデュランスプロの特に面白い点はケース素材です。ケース素材にはブライトライトという素材が使われています。ブライトライトはステンレスやチタンよりも軽く、さらに硬いという質実剛健かつ実用的な素材です。

 

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・エルメス(HERMES) ケープコッド

 

機械式の時計というと、ロレックスや、オメガというイメージがあると思いますが、エルメスも機械式時計を作っています。
エルメスはバッグなどの革製品の知名度が高いですが、機械式時計の知名度はあまり高いとは言えないかもしれません。しかしながら、エルメスはデザイン力がずば抜けているため、時計メーカーではなかなか思いつかないような時計が作れるところが強味です。

デザインとして特徴的なのは、文字盤のインデックスの形です。エルメスが考えたインデックスのレタリングは非常に個性的で、一般的な時計ではまず見られないような書体の文字がついていて、非常にこだわり抜かれたデザインであることがわかります。
また、ベルトの革の部分には、ドゥブルドゥールというタイプが使われており、デザインだけではなく革の上質さを味わうこともできます。

 

知名度の高いエルメスの製品が20万円台で購入できてしまうため、かなり稀有で、掘り出し物の時計と思います。
エルメスのデザインがお好きな方には特におすすめな時計です。

 

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・ノモス(NOMOS) タンジェント

 

ノモスのタンジェントは、ドイツメーカー ノモスの代表モデルとなっている、90年代から生産しているロングセラーモデルです。
現在、並行輸入の新品で20万円台で購入ができる時計です。自動巻きモデルもある中で、今回おすすめするのは手巻きモデルです。時計自体は非常にシンプルなつくりをしていますが、ケースのデザインが特徴的で、シリンダーケースといわれるケースに幾何学的な形でラグが付けられています。

 

このタンジェントのデザインは「1937年のランゲアンドゾーネの作品」から着想を得ています。このデザインは、シリンダーケースの採用、そして、文字盤にはインデックスにアラビア数字(12.2.4.8.10位置)とバータイプを配し、6時スモールセコンド仕様にしています。これは、1937年のランゲの原型と同じディテールです。ただし、原型となるランゲのインデックスの書体にはセリフがないので、セリフのあるインデックスにした点は、ノモスなりの工夫と言えそうです。

 

今回ご紹介した日本限定モデルのタンジェントには金属ベルトがついていますが、タンジェントの一般的なモデルには馬の革ベルトが使われることが多いです。また、時計全体の質感としては、針はブルースチールを使っており、スモールセコンド(小さな秒針)が付くので、非常にクラシックかつ上質感のあるデザインとなっています。さらに、やはり手巻き時計は巻く楽しみがあるため、そこも私のおすすめです。

 

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・最後に
今回紹介した時計は、もちろん相場変動があるため高騰する可能性もありますが、今(2023年12月現在)なら20万円台で購入できる時計ですので、早めの検討をおすすめします。20万円台は、10万円台では選べなかった個性や面白さを選べるようになる金額帯であるため、皆さま独自のこだわりポイントを見つけてみてください。

 

今回ご紹介した時計の動画はこちら

 

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