アミュレットとはどんな意味?チャームやタリスマンとの違い・選び方を紹介!

身につけるだけで心を整え、そっと守ってくれるーそんな意味を持つ「アミュレット」は、今、多くの女性に選ばれているアイテムです。ただのアクセサリーとは異なり、お守りのように特別な意味が込められています。
しかし、「チャーム」や「タリスマン」との違いが曖昧で、選び方に迷う方も少なくありません。この記事では、アミュレット本来の意味や魅力を詳しくご紹介します。また、似たアイテムとの違いや自分に合った選び方までわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
アミュレットとは?
「身につけるだけで、心がすっと落ち着く」という不思議な力を持つとされるアミュレットは、古くから人々の間で「災いから身を守るお守り」として大切にされてきました。しかし、似た言葉であるチャームやタリスマンとの違いがわかりづらく、混同している方も多いかもしれません。
ここではまず、アミュレットとチャーム、タリスマンとの違いを解説し、それぞれの特徴をご紹介します。
アミュレットの意味は?
アミュレット(amulet)という言葉は、「保護」を意味するラテン語「amuletum(アムレートゥム)」に由来しています。この語源からもわかるように、アミュレットは災難や悪意、邪気などから身を守る魔除けとしての意味を持ち、世界各地で護符やお守りとして用いられてきました。
アクセサリーや装飾品に姿を変えながらも、「身につけることで守られる」という本質的な役割は変わらず、現代でも多くの方に愛されています。
チャームと何が違う?
一見似ているように見えるアミュレットとチャームですが、その意味合いにははっきりとした違いがあります。
アミュレットが「魔除け」や「災いを遠ざける」ことを目的としたお守りであるのに対し、チャームは「幸運を呼び込む」ことに重きを置いたお守りです。デザインにも違いがあり、チャームには四つ葉のクローバーや馬の蹄鉄、ハートのモチーフなど、幸福や愛を象徴するモチーフが多く用いられます。
つまりアミュレットは「守る」もの、チャームは「引き寄せる」アイテムと考えると、その違いがわかりやすくなるでしょう。
チャーム・タリスマンと何が違う?
タリスマンは、ギリシャ語の「telesma(テレスマ)」に語源を持ち、「捧げられたもの」「神聖なもの」「護符」といった意味を持っている言葉です。古代から宗教的・神秘的な儀式を通して力を宿したものとされ、装飾品以上の存在として扱われてきました。
また、タリスマンにはアミュレットのように「悪いものから身を守る」力と、チャームのように「よいものを引き寄せる」力の両方が込められているのが特徴です。まさに防御と引き寄せの両面を持った存在といえるでしょう。
アミュレットで7色の宝石が使用されるのはなぜ?

アミュレットは、形だけでなく、使われる素材や色にも深い意味が込められています。特に目を引くのが、7色の宝石を組み合わせたアミュレットジュエリーです。多くの方が「なぜ7色なのか?」と疑問に思うかもしれません。
ここからは、7色の宝石が選ばれる理由や、それぞれの宝石に込められた意味、そしてアミュレットジュエリーに使われる主な天然石について詳しく解説します。
アミュレットで7色の宝石が使用される理由
ヨーロッパをはじめとする地域では、「7色のものを身につけると災いから身を守れる」と信じられてきました。これは、虹の7色や1週間の7日間、ラッキーセブンといった7という数字が持つ神秘性や縁起の良さに由来しています。
日本でも七福神や七草など、7は幸福や繁栄と結びつけられる数字として親しまれているので、何となく理解できるのではないでしょうか。
こうした文化的背景から、アミュレットにも7色の宝石を取り入れることで、より強い魔除けや開運の意味が込められるようになったと考えられています。
ただし、必ずしも7色を使用しなければならないという決まりはありません。大切なのは、その石が持つ意味や自分との相性を感じながら選ぶことです。
アミュレットで主に使用されるジュエリーの種類
アミュレットジュエリーは、オーダーメイドで好みの宝石や誕生石を取り入れられるため、自分だけの「お守り」として人気があります。一方で、既製品として販売されているアミュレットジュエリーには、一般的に厄除けや開運の意味を持つ7種類の天然石が用いられることが多くなっています。
ただし、使用される天然石の種類や意味は地域や文化によって異なるので、あくまでもひとつの考え方として理解することが大切です。
以下は、よく使われる7つの宝石と、象徴する意味の一覧です。
| 石の種類 | 意味 | 
|---|---|
| ホワイトマザーオブパール(白) | 子宝・子孫繁栄 | 
| オニキス(黒) | 魔除け・成功 | 
| クレソプレーズ(緑) | 自己実現・豊穣 | 
| ピンクオパール(ピンク) | 愛される・幸福 | 
| カーネリアン(赤) | 勝利・勇気 | 
| マラカイト(緑) | 魔除け・癒やし | 
| ラピスラズリ(青) | 幸運・成功 | 
これらの石が放つ色彩や意味を知ることで、アミュレットはより深く、身近な存在となるでしょう。
アミュレットの選び方は?

アミュレットは守ってくれる存在であると同時に、自分の気持ちを整えてくれるパートナーのような存在でもあります。だからこそ、身につける人にとってしっくりくるものを選ぶことが大切です。
ここでは、初めてアミュレットを購入する方のために、選び方のポイントを3つご紹介します。
宝石の種類や意味から選ぶ
宝石にはひとつひとつに意味や象徴が込められており、古くから宝石言葉として大切にされてきました。たとえば、ラピスラズリには「幸運」や「真実の導き」といった意味が込められ、ピンクオパールには「愛される」「優しさ」といった意味があります。
自分が求める願いや守ってほしいことに合わせて、意味のある宝石を選ぶのも素敵な方法です。また、誕生日にちなんで誕生石を選ぶのもよいでしょう。自分とのつながりを感じやすく、特別感も高まるはずです。
好きなモチーフやデザインから選ぶ
意味や効果だけにこだわらず、「見た目が好き」「心がときめく」と感じるモチーフやデザインから選ぶのも、アミュレットを長く大切に身につけるコツです。
動物や植物、星や月など、モチーフにはさまざまな意味が込められていることもあり、自分にぴったりの象徴を選ぶ楽しみもあります。身につけるたびに明るい気分になったり、ふとしたときに安心感を与えてくれたりするようなデザインを選ぶことをおすすめします。
自身の直感から選ぶ
アミュレットに迷ったとき、「なぜか目が離せない」「なんとなく惹かれる」といった直感で選んでみるのもおすすめです。
意味や由来にとらわれすぎず、「これが自分に合っている気がする」という感覚を信じて選ぶことで、そのアミュレットはより強く、深くあなたに寄り添う存在になるでしょう。
何より大切なのは、身につけていて心が穏やかになり、前向きな気持ちになれることです。そんな心地よさを与えてくれる一品を、ぜひ見つけてください。
有名ブランドにもアミュレットがある
実は、お守りとしての意味を持つアミュレットは、スピリチュアルな世界だけでなく、ハイブランドのジュエリーコレクションにも数多く取り入れられています。洗練されたデザインのなかに、願いや祈りが込められたアミュレットジュエリーは、見た目の美しさと心を守る力を併せ持った特別な存在です。
ここでは、その代表例として知られるカルティエとエルメスのアミュレットジュエリーをご紹介します。
Cartier(カルティエ)

ハイジュエリーブランドとして世界中にファンを持つCartier(カルティエ)では、アミュレットジュエリーでも、卓越したクラフツマンシップとエレガンスが随所に感じられます。
代表的なのは、ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドといった高級素材をベースに、7種類の天然石を取り入れたモチーフと、中央に配されたダイアモンドが印象的な「アミュレット ドゥ カルティエ」のネックレスです。
シンプルでありながら洗練された造形と素材の輝きが、特別なお守りとしての存在感を際立たせています。
なお、現在「アミュレット ドゥ カルティエ」は、カルティエの公式オンラインストアでは取り扱いがありません。(2025年6月時点)入手を希望される場合は、カルティエ正規ブティックへの直接のお問い合わせ、または当社をはじめとした信頼ある中古販売店のご利用をおすすめいたします。
また、天然石を使用していない、よりミニマルかつラグジュアリーなデザインのアミュレットシリーズも展開されており、用途や好みに合わせた選択肢が豊富です。大切なお守りとして、また特別な記念日を彩るジュエリーとして、カルティエのアミュレットは長く寄り添う一本となるでしょう。
HERMÈS(エルメス)
エルメスのアミュレットジュエリーには、ブランドを象徴するアイコニックなモチーフが巧みに取り入れられています。なかでも特徴的なのが、エルメスの代表的バッグでもあるバーキンやケリーに付属する南京錠(カデナ)を模したペンダントトップです。
ただの装飾としてではなく、大切なものを守るという意味合いも込められ、アミュレットとしての存在感を放っています。
また、デザインによってはダイヤモンドがふんだんにあしらわれたものもあり、シンプルななかにもラグジュアリーな輝きを感じさせる仕上がりは、まさにハイブランドの名にふさわしいといえるでしょう。
現代におけるアミュレットとは?
古くから身を守るアイテムとして受け継がれてきたアミュレットは、現代においても役割や想いは変わらず、形を変えて私たちの生活に息づいています。特別な願いを込めて身につけるアクセサリーやジュエリーは、心の拠りどころとなるお守りのような存在です。
ここでは、現代の暮らしのなかでアミュレットとしての意味を持つ代表的なアイテムを見ていきましょう。
結婚指輪
日常的に身につけるジュエリーのなかで、もっともアミュレット的な意味合いが強いもののひとつが結婚指輪です。互いの愛と絆を誓い合う象徴であり、幸せな結婚生活を祈る気持ちが込められています。
常に指先にリングが触れているという安心感、そしてパートナーとのつながりを感じさせる存在として、結婚指輪はまさに心を守る現代のアミュレットといえるでしょう。
誕生石
自分の生まれ月にちなんだ誕生石を身につけると、幸運を呼ぶといわれています。誕生石にはそれぞれ意味があり、持つ人の個性や願いに寄り添う力があると信じられてきました。
最近では、月ごとに複数の誕生石が認定されており、自分に合った意味を持つ石を選ぶ楽しみも広がっています。
誕生石を使ったブレスレットやピアスなど、自分だけのアミュレットジュエリーを作ることで、深い愛着が生まれ、石からのパワーを日々感じられるはずです。
結婚記念日の贈り物
結婚記念日に贈る宝石やジュエリーは、アニバーサリーストーンと呼ばれ、それぞれの年数に応じた意味を持っています。たとえば、以下のような節目には、特別な宝石が選ばれることが多くあります。
- 12年目:瑪瑙婚(めのうこん)
 - 15年目:水晶婚
 - 23年目:サファイア婚
 - 30年目:真珠婚
 
これらの宝石は、長く築いてきた夫婦の関係を祝福し、これからの歩みに願いを託して贈る記念の証として選ばれています。節目ごとに異なる宝石を選び、相手への想いを形にすることで、贈り物はより深い意味を持つアミュレットとなるでしょう。
アミュレットを身に着けて心に明るい変化を!
自分にとって心の支えとなる存在ーそれがアミュレットです。お気に入りのアミュレットをいつも身に着けていると、ふと目にしたときに気持ちが落ち着いたり、不思議と勇気が湧いてきたりすることがあります。
日々の生活のなかで、自分を前向きにさせてくれるジュエリーがあるだけで、世界の見え方も少し変わってくるかもしれません。
そんな特別なアミュレットを見つけるなら、確かな審美眼で選ばれたアイテムが揃うKOMEHYOがおすすめです。大切に受け継がれてきた一点ものや、歴史あるブランドの名品の中から、あなたに寄り添う「心のお守り」を探してみてはいかがでしょうか。
※掲載のアイテムは、KOMEHYO独自で買取り・仕入れ・販売しているアイテムの一例です。
			
