フラットシューズの選び方。サイズの測り方と足のタイプ、おすすめブランドも紹介
ぺたんこなフラットシューズは履きやすい一方、「歩きにくい」「疲れてしまう」という人は足にフィットしていないのかも。フラットシューズの選び方で大切なのは、足のサイズだけではなく足のタイプも意識することです。この記事では、フラットシューズ選びに役立つ足の計測方法と足型の種類、あわせておすすめブランドを紹介します。
目次
フラットシューズの選び方①足の大きさ
フラットシューズでよくある「脱げやすい」「疲れてしまう」「靴擦れができてしまう」という悩みは、自分の足の大きさを知ることで解消できます。足の計測が大切な理由と、足の計測方法を紹介します。
フラットシューズ選びで足の計測が大事な理由
フラットシューズを履いてすぐに脱げそうになる原因の1つは、自分の足の大きさに合っていないから。脱げないように足に不自然に力を入れてしまうことで、疲れも感じやすくなります。また、シューズがパカパカと動くと肌に摩擦が起こり、すぐに靴擦れになってしまいます。
フラットシューズは足を包む面積が少なくソールが薄いものが多いので、自分に合ったサイズを選ばないとうまく衝撃を吸収できず、さまざまな足のトラブルを招くので注意が必要です。
Step1. 足のサイズ(足長)を測る
まずは靴のサイズの基本となる足の縦の長さ(足長)を測りましょう。正しいサイズを測るには、裸足で行うのが基本。1人で測るのが難しければ、家族や友人など周りの人に手伝ってもらうのがおすすめです。
<用意するもの>
・足のサイズより大きな紙
・ペン
・定規
<足のサイズの測り方>
1. 紙の下部分に平行な横線を引き、真ん中に垂直な縦線を引く
2. 横線と縦線が交差する部分にかかとの最も出ている部分を合わせる
3. 足の人差し指が縦線の上に乗るようにまっすぐ立つ
4.つま先の最も出ている部分に定規を垂直にあて、線を引く
5. 1の横線と5の横線を結んだ長さを測る(これが足長です)
Step2. 足のワイズ(足囲)を測る
ぴったりの靴のサイズを選ぶには、足の長さだけではなくワイズ(足囲)も重要です。ワイズとは、足の最も幅が広い部分を一周回った長さのこと。メジャーをぐるっと一周させても良いですが、うまく測れない場合やメジャーがない場合は下記の方法を試してみてください。
<用意するもの>
・紙
・ペン
・定規
<足囲の測り方>
1. 紙を帯状にカットする
2. 1の上に親指の付け根と小指の付け根の最も出ている部分を乗せる
3. 紙を足の甲に回し、重なる部分にペンでマークを入れる
4. マークのスタートラインから重なる部分までの長さを定規で測る(これが足囲です)
自分の足の大きさが測れたら、靴のサイズを選ぶ際にはサイズとともにワイズの記載もしっかりチェックするようにしましょう。
フラットシューズの選び方②足型
足の大きさは合っているのに、親指や小指の一部分だけ痛くなるといった場合は、足型とフラットシューズのトゥの形が合っていないのかも。足型はエジプト型、ギリシャ型、スクエア型に大別できます。それぞれの足型の特徴と、相性の良いトゥのデザインを紹介します。
【エジプト型】の特徴
足の親指が最も長く、小指に向けてなだらかに短くなっていくタイプがエジプト型です。日本人に最もよく見られる足型で、約70%の人が該当するといわれています。このタイプは外反母趾になりやすい傾向があるので、足の指に負担がかかりにくいゆとりのあるデザインがおすすめです。
<相性の良いトゥ>
・ラウンドトゥ(つま先が丸くなっているデザイン)
・オプティークトゥ(つま先が斜めにカットされているデザイン)
【ギリシャ型】の特徴
ギリシャ型は足の親指より人差し指が長いタイプです。日本人の約25%がこのタイプに該当します。ギリシャ型はとくに、形の合わない靴を履いていると人差し指が曲がってしまい、魚の目やタコができやすい傾向があります。そのため靴の先端が尖ったデザインや、つま先に少しゆとりのあるデザインが合いやすいでしょう。
<相性の良いトゥ>
・ポインテッドトゥ(つま先が細く尖ったデザイン)
・アーモンドトゥ(アーモンドのように先端がほっそりとしたデザイン)
【スクエア型】の特徴
スクエア型は足の親指から小指までがほぼ同じ長さのタイプです。日本人には少なく、該当するのは約5%の人といわれています。指の長さが均等な分、体重も均等にかかるので指への負担が少ない傾向があります。ただし締め付けが強いと指の間に魚の目ができやすいので、適度にゆとりのあるものを選ぶと良いでしょう。
<相性の良いトゥ>
・スクエアトゥ(つま先をまっすぐカットしたデザイン)
・ラウンドトゥ
あなたの足型はエジプト型?ギリシャ型?スクエア型?特徴とタイプ別・靴の選び方 足型にはエジプト型・ギリシャ型・スクエア型の3タイプがあると言われています。自分の足型を知っておくと、足にフィットする靴を見つけやすくなります。それぞれの足型の特徴や靴の選び方をチェックしましょう。足型別におすすめのハイブランドシューズも紹介するので、新しい靴を購入する際の参考にしてみてください。
フラットシューズがおすすめのブランド
品良く見えるハイブランドのフラットシューズはぜひ1つ持っておきたいもの。ここでは、とくにおすすめのブランドを3つ紹介します。
シャネル(CHANEL)
シャネル(CHANEL)は、1910年にガブリエル・シャネルによって設立されたラグジュアリーブランドです。かつては喪服でしか使用されなかった黒をエレガントなドレスに昇華させ、男性用とされていたスーツを女性向けに提案するなど、従来の常識を覆しながら女性のファッションに多大な功績を残してきました。
そんなシャネルのアイコニックなアイテムの1つがバイカラーシューズ。白に黒のバイカラーはどんなシーンにも合わせやすく、爽やかな印象を与えます。ストラップに入ったロゴのチャームも存在感抜群です。
マノロブラニク(MANOLO BLAHNIK)
マノロブラニク(MANOLO BLAHNIK)は、1970年代にイギリスで創業したシューズブランドです。華やかで上品な芸術品のようなデザインと、女性の歩く姿を美しく見せてくれる履き心地が特徴で、英国王室のパーティなどでも着用されてきた歴史があります。さらに2000年代に放映された人気TVドラマ『Sex and the City』でヒロインが愛用したことで、確固たる地位を築きました。
マノロブラニクの代表的なシリーズが、色鮮やかなサテン生地にスクエアのクリスタルバックルをあしらったHangisi(ハンギシ)シリーズです。ドレスに合わせるのはもちろん、カジュアルスタイルに合わせても普段のコーディネートをエレガントに格上げしてくれます。
ディオール(DIOR)
1946年にクリスチャン・ディオールがフランスで創業したラグジュアリーブランドがディオール(DIOR)です。従来のファッションの概念を打ち砕く革新的なスタイルを次々と発表し、かつては「ニュールック」と呼ばれ話題を呼びました。ディオールではシーズンごとに全く印象の異なるコレクションを発表するという特徴があり、新しいスタイルを追いかけるように魅了されるファンが増え続けています。
ディオールの代表的なコレクションの1つがジャディオール(J'ADIOR)です。ブランド名やコレクション名の繊細な刺繍がデザインされたアイコニックなシリーズで、エレガントながらも存在感のあるアイテムです。
フラットシューズはリユースショップで選ぶのもおすすめ
ハイブランドのフラットシューズを探すなら、リユースショップをチェックしてみては。リユースショップでは憧れのブランドのアイテムがお得に手に入れられるだけではなく、今ではなかなか見つけられないレアなアイテムに出会えることもあります。もう使わなくなったアイテムを売って、そのお金で新たなアイテムを購入することも可能。モノを廃棄するのではなく大切に循環させていくことで、地球にやさしいサステナブルな活動として環境問題にも貢献できます。
自分の足を知り尽くすのがフラットシューズの選び方
フラットシューズを選ぶ際は、足の縦の長さに加えて足の幅、つま先の形を考慮すると、足の疲れや靴擦れといったさまざまなトラブルを抑えられます。今回紹介した測定方法や足のタイプを参考に、自分に合ったサイズやデザインを見つけましょう。履き心地の良い靴が見つかると、毎日履くのがもっと楽しくなりますよ。