今私たちにできることは?2019サステナブル最新情報
最近耳にする機会が増えた「サスティナブル」というワード。英語の「sustainable」が由来で「持続できる」という意味の形容詞です。具体的には地球環境を保全しつつ、持続が可能な産業や開発を意味します。話題のサスティナブルな取り組みと、消費者として私たちにできることについて紹介します。
目次
注目の国際会議が日本で開催
今世界中で注目されている「サスティナブル」。最近耳にする機会も増えましたよね。
そのサスティナブルについて世界全体で考える大規模イベントが、
今年日本で開催されていたのをご存知でしたか?
サステナブル・ブランド 国際会議 2019 東京
2019年3月6日・7日に「サステナブル・ブランド国際会議2019東京」が東京お台場で開催されました。
スピーカーとして、国内外の企業やNGOのリーダー、専門家など約180人が登壇し、一般参加者2000人以上が集ったこの会議。
今年度の世界共通テーマである「グッド・ライフの再構築(リデザイン)」について話し合われました。
EPSONなど国内外の有名企業がスポンサー
有名企業をはじめ、国内外から78団体のスポンサーがついたこのイベント。
インクジェットなどを手掛けるセイコーエプソン株式会社や、米国を除く世界でたばこ事業を展開するフィリップ モリス インターナショナルの日本子会社であるフィリップ モリス ジャパン合同会社などがスポンサーに名を連ねました。
スピーカーには世界のイノベーションリーダー150名が招かれ、その中には、味の素株式会社取締役社長の西井孝明氏や、元ラスベガス市長のジャン・ジョーンズ・ブラックハースト氏の姿も。
西井社長は味の素が目指すサスティナブルな成長について発表しました。
地球的な視野から食の健康に貢献するためにアミノ酸の研究開発に力を入れるほか、「孤食」などの社会課題の解決に取り組み、社会とともに持続的に発展していく方針です。
世界共通テーマを具体的に話し合うための「Good Societyをリ・デザインする」と題するパネルディスカッションでは、立場の異なる3名が議論。
SDGs(持続可能な開発目標)の認知度の低さを課題とし、経済と地球環境のバランスを取る重要さが語られました。
国内イベント
国際的取り組みに限らず、日本国内でもサスティナブルを促進するイベントが開催されています。
530 conference 2019
5月30日はごみゼロ (=530)の日。
"0 waste(ゼロウェイスト)”をコンセプトに、5月30日の週に行われるキャンペーンが530weekです。
その一環である「530 conference 2019」が5月30日に東京渋谷で開催。
これからの「環境とビジネスの新しい関係」を考える、一日限定のカンファレンスイベントです。
循環型ビジネスを実践している企業の方たちと直接話しながら、ビジネスで実践するヒントとそれを具体化するまでの方法を学ぶことを目的としています。
ファッション業界の「持続可能な未来」のための取り組み
ファッションレボリューションデイ2019
2019年4月24日、東京渋谷で行われたファッションレボリューションデイ2019では、ファッション業界における経営とサステナビリティの統合について話し合われました。
2013年4月24日は、人権が守られない労働環境下で弱き者が強き者の犠牲になるという、ファッション産業の構造的課題が浮き彫りとなった「ラナ・プラザ事件」が起こった日です。
翌14年から同日は「ファッションレボリューションデイ」と名付けられ、同産業で働く人を中心に、世界でその構造を変革するための動きが始まりました。
8時間にもわたる有料イベントにも関わらず、約350人の参加者の半数以上が20代前半の若者。
フランスの高級ブランドであるケリングからはセシリア・タカヤマ氏が登壇し、環境に配慮し、かつ上質な素材を開発し製品に使っていくという姿勢を明らかにしました。
主催者である竹村伊央氏は「個人が考え、それが大きな力となり、世界や企業を動かしたり、企業の中の一人として何ができるかを考えられる機会をつくりたい」と語りました。
アパレル向けのゼロ・ウェイスト認証
「ゼロ・ウェイスト認証制度」は、飲食店を対象に2017年から認証を開始しました。
消費者と企業の間に店舗が入り、企業によるごみの削減を促し、その取り組みによって企業のブランド価値の向上を目指す制度です。
この認証を受けるには、研修を受講した上でごみの適切な分別や資源化を実施し、ゼロ・ウェイストを継続的に発展する計画が立てられているかなどの審査を受ける必要があります。
これをアパレル向けに改良した「アパレルストア ゼロ・ウェイスト認証」がゼロ・ウェイストアカデミーの坂野昌理事長から発表されました。
ファッション産業は、世界で2番目にCO2を排出している業界とも言われています。
坂本理事長は、サステナビリティや循環型のビジネスに取り組まない企業は淘汰されていくと説明し「消費者の一人ひとりと連携をして、みんなで取り組む仕組み」の重要性を語りました。
増えつつあるサスティナブル企業
サスティナブルなイベントだけでなく、サスティナブルな活動をする企業も続々と増えています。
世界の持続可能な企業トップ100
2019年1月22日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)にて「世界で最も持続可能性のある企業100社」が発表されました。
第1位はデンマークのバイオ企業クリスチャン・ハンセン。
日本からは第73位にエーザイ、第78位に武田薬品工業など8つの企業がランクインし、アジアではトップのランクイン数となりました。
アシックスが古着を回収
アシックスジャパンは2019年1月24日から5月31日まで「ASICS REBORN WEAR PROJECT」を開催。
スポーツウェアの古着を回収し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの日本代表選手団公式スポーツウェアにリサイクルするこのプロジェクト。
約3万着を目標に、店舗やイベント会場で回収が行われました。
ベンツもサスティナブルな取り組みを開始
メルセデス・ベンツでは、資源消費と廃棄物の発生を低減させるゼロエミッションに取り組んでいます。
先進内燃エンジンやハイブリッドシステムを活用し、高い燃費効率を実現。
また、電気自動車や燃料電池車の開発により、燃費と排出ガスを大幅に削減できるようになりました。
日本では2003年に先代の燃料電池車の実証テストを開始し、パートナー会社の日常業務や2006年の愛知万博で使用。
現行モデル車の導入に向けて、現在は関係省庁との調整等をおこなっています。
消費者として私たちにできること
サスティナブルな企業の製品を多く取り入れること以外に、私たちは何ができるでしょうか。
例えば、さまざまな請求の支払い。オンラインで支払えば、紙の使用量が減り森林を守れます。
できるだけ印刷を控えて、PCやスマホのメモ機能を使うのも効果的です。
次に、フードロス問題。
食材は塩漬けにして長期保存しましょう。野菜はもちろん、傷むのが早い肉類も塩漬けにすれば長持ちします。
フードロス予備軍の食材を持ち寄り調理する「サルベージパーティー」もオススメです。
コンポスターなどを使い生ゴミを堆肥化すれば、可燃ゴミの削減にもなります。
普段の買い物では、できる限り地元企業の製品を買いましょう。
地域の雇用が守られる上に、長距離トラックの運転も不要になります。
リサイクルも大切な取り組み。
使わなくなったバッグは中古販売店に持ち込むなど、ファッションでも中古販売店をうまく利用すればサスティナブルな活動に繋がります。
まずは小さな取り組みからサスティナブルな社会を目指そう
サスティナブルな社会とは、地球に優しく、人々にも優しい社会。
より良い社会にするために、ひとりでも出来ることは意外と多いです。
まずは小さなことから始めてみませんか?
サスティナブルな取り組みについてはこちらの記事でもご紹介しています。
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