ジュエリーとアクセサリーの違いとは?定義や刻印の意味も紹介
アクセサリーとジュエリーは、何気なく使っている言葉ではないでしょうか。普段、何気なく使っている言葉でも、さまざまな条件で使い分かれています。本記事では、アクセサリーとジュエリーの違いや使用されている宝石と貴金属の条件、ジュエリーの刻印と種類を見分けるコツ、おすすめのジュエリーブランドなどを紹介します。
目次
ジュエリーとアクセサリーの違い
ジュエリーとアクセサリーは、指しているものが似ているように感じますが、定義としては違う意味として使われています。ここでは、ジュエリーとアクセサリーの違いを詳しく紹介します。
アクセサリーとは
アクセサリーは、ネックレスやピアス、イヤリング、帽子やベルトなどの衣服を飾るもの、引き立てる装身具の総称を言います。単体で主役になれるジュエリーとは違い、服装を引き立てる脇役として使われることが多いです。
使われる装飾には、制限がなく真鍮(しんちゅう)や木製、布製、革製、合金や樹脂ガラスなどさまざまなものが使われています。また、アクセサリーの加工には、宝石類を直に接着することが多いのも特徴です。
ジュエリーとは
ジュエリーは、貴金属や天然宝石を加工した装身具をジュエリーと言います。金やプラチナなどの、希少性が高い貴金属やダイヤモンドやエメラルドなどの鉱石を組み合わせて加工する装身具です。ジュエリーを加工するときは、爪留めすることが多く、爪留めの加工は強い衝撃がない限り宝石類が取れることはありません。
宝石や貴金属の魅力を、引き立たせるためのデザインも大切です。宝石などを輝かせるために、石座の裏や側面にわざと隙間を作って、光が入るように加工するのもジュエリーの特徴。
ヴィンテージアクセサリーの持つ魅力とは。人気のブランド・アイテムも紹介 ヴィンテージアクセサリーは、作られた当時のデザインが新鮮に感じるため、好んで着ける人も多いです。また、歴史を感じられる重厚感のあるものなど、1点もののアイテムも見つかります。今回は、ヴィンテージアクセサリーの魅力、おすすめのブランドや簡単にできるお手入れ方法などを紹介します。
ジュエリーに使用される宝石と貴金属の条件
ジュエリーに使用される宝石や貴金属は希少性が高く、アクセサリーよりもさまざまな加工技術が施されています。また、ジュエリーに使われている宝石や貴金属には、一定数の条件が設けられているのも特徴です。ここでは、ジュエリーに使用される宝石と貴金属の条件を紹介します。
3つの条件を満たした天然宝石である
ジュエリーに使われる天然宝石は、「美しさ」「希少性」「高度」の3つの条件を満たしたものです。上記の条件から、宝石は希少価値が高く、多くの人を魅了します。
<ジュエリーに使われる主な天然宝石の種類>
・ダイヤモンド
・ルビー
・トルマリン
・シトリン
・エメラルド
など
条件を満たした8種類の貴金属が使われている
日本ジュエリー協会で定められている貴金属の種類は、シルバー・ゴールド・プラチナ・パラジウム・ロジウム・ルテニウム・オスミウム・イリジウム・の8種類を貴金属として称しています。希少で加工性が良く、化学的に安定しているのが条件です。
ジュエリーには、貴金属として、ゴールド・シルバー・プラチナが主原料としてジュエリーに用います。パラジウム・イリジウム・ルテニウムは割金(わりがね)として、ジュエリーの素材に用いることが多いです。ロジウムはメッキ素材として重要。オスミウムは、現在ではジュエリーにもメッキにも用いていない場合が多いです。
ジュエリーの刻印の種類3つ
ジュエリーの刻印には、大きく分けて3種類のものがあります。ここでは、ジュエリーの刻印の種類と、見分けるコツを紹介します。
1.貴金属の種類や純度を示す刻印
貴金属は、「純金」や「純銀」だと、やわらか過ぎて装飾の加工には向きません。貴金属を加工するために、純粋な金属に他の金属を混ぜたもので装飾品を作ります。そのため、どのくらい純粋な金属が使われているかの表記を刻印として施す必要があります。
2.宝石の品質を示す刻印
宝石の価値は、カラット数(重さ)で決まります。希少な宝石を使ったジュエリーには、その宝石の種類とカラット数を記載します。
3.国や百貨店の検査合格を示す刻印
国や百貨店独自で検査し、合格した証明をマークで刻印します。日本や造幣局の国家検定の刻印や各百貨店独自のマークなど、ジュエリーの信頼性を高める刻印が施されている場合があります。
ジュエリーの刻印を見分けるコツ
ジュエリーの刻印を見分けるコツは、貴金属の刻印や宝石の刻印をチェックすると良いでしょう。
<貴金属や宝石の品質を示す刻印>
貴金属の純金や純銀などの混じり気のない金属は、やわらかくジュエリーの装飾としての加工には向きません。純粋な金属に他の金属を混ぜることで硬くし、加工しやすくします。
<例>
シルバーの場合(頭に「SV」、「SILVER」などがついている)
1000:1000‰ 純銀
950:950‰ シルバーと50‰の銅などが入っている
ゴールドの場合
K24or1000:1000‰ 純金
K18or750:750‰ 純金と250‰他の金属が入っている
<宝石の場合>
宝石の名称である、頭文字とカラット数の数字のみを刻印することが多いです。数個宝石がある場合は、メインの宝石とサブの宝石の両方のカラット数個刻印します。
<例>
0.23カラットのダイヤモンドなら「D0.23」
1.23カラットのサファイアなら「S0.23」と表記
ジュエリーのおすすめブランド
ジュエリーの刻印などの種類を知った後にブランドのアイテムを見ると、アイテムの見方も変わるでしょう。ここでは、おすすめのジュエリーブランド3選を紹介します。自分にぴったりなブランドアイテムが見つかるかもしれません。
ブシュロン(BOUCHERON)
ブシュロン(BOUCHERON)は、1858年創業で160年以上も歴史がある高級老舗ジュエラーです。ブシュロンのなかでも最も人気のある、キャトルは個性的なデザインの4つのリング。キャトルはフランス語で「4」という意味があります。4つの重なったリングは、繊細なコンビネーションでデザインされています。
永く愛され続けるブシュロンのキャトルリング。バリエーションや重ね付け、選び方を解説 ブシュロン(BOUCHERON)はパリ5大宝飾ブランドの一つ、世界的に知名度のあるジュエラー。この記事では、そのなかでも人気の高いキャトルリングについてまとめました。キャトルリングの魅力、意味、シリーズ、サイズの選び方などを紹介しています。併せて、リユースショップでキャトルリングを購入するメリットも解説します。
ハリーウィンストン(Harry Winston)
ハリーウィンストン(Harry Winston)の創業者である、ハリー・ウィンストンは、ニューヨークの小さな宝石店の息子として生まれ、12歳の頃には、宝石の価値を見抜く力を身に付けていました。1932年にニューヨークに「ハリーウィンストン社」を創業し、ハリーウィンストンはアメリカのジュエリーブランドになり、現在では世界5代ジュエラーに数えられます。
ダイヤモンドのクオリティに定評があり、世界各国のセレブから高い支持を得ています。ジュエリーだけでなく、宝石装飾を施した時計も有名です。
カルティエ(Cartier)
カルティエ(Cartier)は、1847年に、ルイ=フランソワ・カルティエが創業した高級宝飾ブランド。現在では、世界5大ジュエラーとして数えられるブランドの一つです。手がけるアイテムは宝飾品ばかりではなく、ジュエリーからペンまで幅広いアイテムを作ってきました。
今回紹介している、トリニティは1924年に誕生したコレクション。カルティエを代表するアイコニックなリングをネックレスにしたものです。
世界を魅了する5大ジュエラーとは。各ブランドの特徴や人気のジュエリーを紹介 5大ジュエラーとは、世界的な知名度と人気を誇る5つのジュエリーブランドのことです。これに該当するのはティファニー、カルティエ、ブルガリ、ヴァン クリーフ&アーペル、ハリーウィンストンの5社。この記事では、世界中で永く支持され品質への信頼も厚い5大ジュエラーついて、それぞれの特徴と代表的なジュエリーについて紹介します。
ブランドジュエリーの購入はリユースショップがおすすめ
ブランドのジュエリーを定価よりも安く手に入れるには、リユースショップで購入するのがおすすめです。中古品と感じるかもしれませんが、リユースショップには新品未使用のものも販売されています。また、リユースショップは、自分の不要なものを他の誰かのために譲るお店です。リユースショップを利用することで、ものの寿命が伸びサステナブルな買い物ができます。
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「リユース」とは?今、ブランドアイテムのリユースが注目されている理由 「リユース」という言葉、最近よく耳にしますよね。ただ、リユースとリサイクルとの違いって何?など疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。実は「リユース」というアクションが、今、世界中から注目されているんです。ここではリユースという言葉の定義から、優良リユースショップ、個人でのリユース方法などを紹介していきます。
ジュエリーとアクセサリーの違いを知り、おしゃれを楽しもう
ジュエリーとアクサセリーは、使われる宝石や貴金属、服を引き立てるか主役でも輝けるかなどさまざまな違いがあります。ジュエリーもアクセサリーもデザインによって素敵なものばかりなので、自分に合ったアイテムを見つけておしゃれを楽しみましょう。また、ブランドのジュエリーを購入するときはリユースショップで買い物をするのも選択肢に入れてみてくださいね。