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コラム

【連載 vol.7】風の時代とサステナブルファッション

「クローゼットからはじまるサステナブル」では、「サステナビリティ×ファッション」をテーマに、決して難しくない、肩のチカラを抜いてサステナブルファッションを取り入れるヒントをエシカルコーディネータのエバンズ亜莉沙さんが紹介。今回は、『風の時代』におけるサステナブルファッションをはじめ、2021年に大切にしたいことを紹介。

『風の時代』に大切にしたいこと

皆様遅ればせながら、あけましておめでとうございます!良き年越しを過ごされましたか?

2020年はいうまでもなく異例な年でしたね・・・。行動が制限され、自粛の毎日に疲れてしまった方、一歩外に出かけるだけで周囲には気を遣い、なかなか心が休まれなかった方も多いのではと思います。わたしも同じです。

そんな中でも、同時に様々な気づきもあったのはないでしょうか。

いつもは歩かない近所を散歩してみたり、パートナーや家族との時間が増えたり、おうち時間を使って新たな趣味や習い事を始めた人もいるかもしれません。

今回の連載では、そんなコロナ禍で起きた社会のポジティブな変化に注目。また『風の時代』に突入したこととも合わせ、わたしなりに改めて気づいた2021年に大切にしたいことやモノについて書かせていただこうと思います!

砂浜に2021年と書いた写真

ポジティブな変化 その1

健康的で持続可能なライフスタイルを望む人が増加!
グローブスキャンの調査によると、「世界中の多くの人々はより健康的で、環境に優しく、そして他人に親切にするために、自分自身の行動を変化させることに前向きだ」という調査結果が出たようです。

実際わたしの周りでも、自分自身と向き合う時間が増えたことから、健康意識も高まり、食べ物に気を使ってみたり、身に着ける物やライフスタイルを見直し、より良く、自分の心地の良い暮らしを目指して行動を始める人が増えているように感じます。

STAYHOMEで変わった生活価値観

できるだけオーガニックやプラントベースの食事を心がけたり、ペットボトルや使い捨てアイテムの消費を減らしたり、すでに持っている服のメンテナンスを行い、必要のないものは手放したり。それぞれが自分へも環境へも貢献できる選択肢を選び始めています。

「おうち時間」 は生活の中で本当に大切にしたいものは何かを見極める、そんな時間になっているようにも思えますね。

ポジティブな変化 その2

全世界で人々の車や飛行機での移動、物の消費が減ったことで鉱工業生産と輸送関連のエネルギー消費も減少、工場の停止なども受け、なんとCO2の排出量が昨年平均7%減だそうです。その量は24億トンで第二次世界大戦以来で一番大きな減少だというので驚きです。
(参照:Earth System Science Data, グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP))

生活が戻り始めるのと同時にその数値も戻ってきてはいるようですが、あまり必要のない移動や消費は控えるなどして、減らしていきたいですね!

インドの大気の変化

ポジティブな変化 その3

物理的な価値観から目に見えない価値を重視する傾向に。『風の時代』という言葉を目にした方もいるかと思いますが、これは2020年12月22日 の水瓶座で木星と土星とが重なり、そこから『風の時代』がスタートしたと言われています。2つの反対の性質を持つ惑星が重なることで、権威の時代から個性重視の時代になっていくと言われています。(詳しく気になる方は是非『風の時代』で検索してみてください!)

例えばファッションであれば、これからは「人からの評価」よりも「自分の好きなもの、大切にできるもの」を選んでいく、そんな時代です。今までチャレンジできなかった新しい色やデザインに、勇気を出してチャレンジしてみるのもいいかも!

女性が楽しそうに会話をしている様子

大切にしたいもの

当たり前だった日常が一瞬にして当たり前でなくなり、一度立ち止まらざるをえなかった私たち。その中で「大切にしていたいもの」「描きたい未来」「好きなもの」に、突然、向き合う時間が持てたように思います。

部屋の中を見渡して、これはずっとそばに置きたいな、着るとワクワクするな、これはちょっとノイズかな、他に必要な人がいないかな、この人に出会えてよかったな、もっとこの人と時間を過ごしていればよかったな・・・

など、いろんなことを感じ、本当に大切なものが見えてきたように思います。

今回は、わたしにとって大切なものをいくつか写真で紹介しますね。「部屋にある雑貨」「毎日身に着ける指輪」「本」なのですが、大切なものって近くにあるだけで、気持ちが落ち着いたり、前向きになったりするので、ただ“おしゃれなモノ”ではなく、私のマインドを作る要素の一つのような気がします。

『風の時代』にも突入した今、これからは自分にとって大切なもの見極めることはもちろんのこと、他人の大切なものを一緒に大切にしていくような価値観も広がっていくでしょう。「サステナブル」「エシカル」を重視して、モノやサービスを選ぶ時代がすぐそこにやってきています。ファッションでいえば、長く身に付けられるアイテムを選ぶ、リユースアイテムを取り入れる、着なくなった服を受け渡す、というような行動が当てはまりそうですね。

そんな中、私も早速アクションを起こしたいと思います!近日、お部屋から出てきたものでフリーマーケットを行う予定なので、詳細が決まったらこちらの連載でもお伝えできればと思います。
お楽しみに!

writer profile
エバンズ亜莉沙
サムネイル: エバンズ亜莉沙
エバンズ亜莉沙(えばんず・ありさ):学生時代 米国オレゴン州で環境科学の授業に出会ったことをきっかけに、自分と世界の繋がりに気づく。2015年日本に帰国後、国際NGOでインターンをしながら、エシカル協会主催 フェアトレードコンシェルジュ認証 21歳で取得。同年世界一周を経験し、様々な人や文化に触れたことでさらに世界の抱える問題や解決策に興味関心を抱く。現在はフリーランスで『サステナブル』や『世界に自分に優しいライフスタイル』をキーワードに、SNSを中心とした発信、イベントへの登壇や、様々なプロジェクトのディレクター / コーディネーターを務める。