ダイヤモンドを高く買い取ってもらう条件とは。状態や種類によって違う?
使わなくなったアクセサリーのダイヤモンドは、買い取ってもらうのがおすすめです。この記事では、大切なダイヤモンドを少しでも高く買い取ってもらうために知っておきたい、買取価格を左右する要素や、高く買い取ってもらえるコツを紹介します。ジュエリーボックスに眠っているダイヤを賢く売りましょう。
目次
使わないダイヤモンドは買取がおすすめ
ダイヤモンドジュエリーは買取してもらうのがおすすめ。なぜなら、永遠の輝きと言われるダイヤモンドは、どんな状態でも値段が付くからです。金属部分にイニシャルが入っていても、刻印が深すぎなければ磨いてそのまま販売できますし、古いデザインであれば溶かしてダイヤを取り出し再利用できるので、ダイヤの状態が良ければ問題ありません。ダイヤ自体に価値があれば、ダイヤ以外の土台などが傷ついていても価値を評価されるのがダイヤモンドジュエリーなのです。ネックレスの鎖が切れてしまったり、指輪の金属部分に傷があったりしても、もちろん大丈夫です。
ダイヤモンドの評価基準「4C」の4つの項目とは
ダイヤモンド自体の評価が高ければ高額査定の可能性が大きいです。その価値を評価する基準となり、ダイヤモンドの査定評価に大きくかかわってくるのが4Cの項目。4CはGIA(米国宝石学会)というアメリカの国際的なダイヤモンド鑑定機関の定める世界共通の基準です。4Cのレベルが高いと輝きが美しく上質で高い価値があると評価されます。ここでは4Cに含まれる4つの項目について解説します。
①Carat カラット
ダイヤモンドに関する用語として有名なカラットは4Cのひとつです。カラット(ctと表記)はダイヤの重量のことで1カラットは0.2グラム。5カラットで1.0グラムとなり、1円玉と同じ重さです。カラットが大きいほど査定額が上がります。
②Color カラー
4Cのひとつであるダイヤモンドのカラーは、23段階で記されます。黄味がかったものも多いダイヤモンドですが、最も良いとされる無色透明のものから黄色のものまで、D~Zのグレード判定があります。無色の範疇として高額査定が期待できるのはG〜H辺りまでで、高価なブランド品などはこのクラスのダイヤを使用することがほとんど。L、 M、Nは黄味がかっていて品質が比較的低く買取価格も下がります。また、ピンクなどの天然のカラーダイヤは、希少価値があるので無色透明でなくとも例外的に高値がつきます。
③Crarity クラリティー
クラリティーは透明度を表す項目です。ダイヤモンドは拡大するとキズや内包物が含まれていることが多いので、どれだけクリアかを示すFL (Flawless)~I (Included)の6段階評価のクラリティーが存在するのです。6段階中の5段階目、SI以上のものは肉眼では内包物は見えないレベルですが、確実に高額査定の対象となるのは、上から4段階目のVSクラス以上の透明度が高いもの。ただしSIクラス以下でも内包物が少なければ、高額査定の可能性があります。
また透明度に関しては、紫外線下における光り方を示した蛍光性も査定のポイントになります。蛍光性が低ければ低いほど透明度が高く、マイナスがないため査定額がアップします。
④Cut カット
カットは加工技術の評価を示すもの。ダイヤモンドはカットの角度で輝きが変わるので、カットは大切な評価ポイントなのです。評価の高いものを「Excellent」とし、そこから「Poor」まで5段階で評価します。婚約指輪などの特別なジュエリーは「Excellent」や「VeryGood」がメジャーで、それらの上質なダイヤモンドであれば買取時に高値がつきます。
高価買取が期待できるダイヤモンドジュエリーとは
次に高く買い取ってもらえるジュエリーについて解説します。ダイヤモンドの価値はもちろん重要ですが、ダイヤそのもの以外が買取額アップにつながることもあるので、以下のポイントを抑えておきましょう。
人気ブランドのジュエリー
人気のブランドジュエリーは需要が高く、高価買取の可能性が大きいです。またブランドジュエリーには、ブランドの定める厳しい基準が設けられていることが多く、ダイヤの品質も高い傾向にあります。さらに、ブランド独自のデザインにもお金がかかっているため、素材だけでない付加価値が大きいことも、高額で買い取ってもらえる要因です。
土台の貴金属に価値があるジュエリー
指輪やネックレスなどの土台に使われる貴金属の希少性も買取額に影響します。金・プラチナ・シルバーは貴金属としてダイヤにプラスして価値が付きます。なかでも、近年買取額がアップしている金は高額買取の可能性がとても高いです。
ダイヤモンドの買取額をアップさせるコツ
ダイヤモンドを高く買い取ってもらうためのコツがあります。ブランド品やノーブランド品にかかわらず、どんなジュエリーの買取にも活かせるものばかりです。ちょっとした工夫で買取額が上がることもあるので要チェックです。
鑑定書を持ち込む
高価なジュエリーの場合、鑑定書を持ち込むのは買取の基礎です。鑑定書は、GIAや中央宝石研究所(CGL)などの宝石の鑑定機関が発行したもので、4Cのグレードが品質の保証になります。鑑定書がない場合、再鑑定してもらうのが良いでしょう。発行手数料は数千円です。
付属品を揃えて持ち込む
保証書、箱、袋など、購入時の付属品はなるべく揃えていった方が買取額が高くなります。特に未使用品を新品として査定してもらいたければ、箱や袋などは欠かせません。
複数のアイテムをまとめて査定してもらう
売りたいダイヤモンドジュエリーが複数あればまとめて持っていくと良いでしょう。まとめ売りの特典として査定額がアップする可能性があります。数千~数万円上乗せされることも珍しくありません。
汚れをとっておく
ホームクリーニングを済ませて持ち込んだ方が査定額が上がる傾向にあります。当然、店でもクリーニングしてから再販するわけですが、買取査定には持ち込み時の状態や印象が大切です。なるべく高く買い取ってもらうため、ブラシややわらかい布を使って目に見える汚れは落としておきましょう。
相場を知った上で買取に出す
店舗によって査定価格は変わります。自分で価値を見極められれば、適正な価格で買い取ってもらえます。インターネットを使い、似た石の査定事例を参考にするのもおすすめです。また時期によって相場が変動するので、適切なタイミングを見極めるのも大切。特におすすめは円安の時期です。
ダイヤモンドは売り方のコツを知って高く買い取ってもらおう
永遠の輝きを持つダイヤモンドはどんなものでも買い取ってもらえます。自分が身に付けなくなったダイヤモンドを買取に出せば、良質なものが永く使われることとなり、人にも環境にも優しいサステナブルな行動につながります。ダイヤの高額査定の条件や売り方のコツを知り、使わなくなったダイヤを少しでも高く買い取ってもらいましょう。
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