セリーヌ(CELINE)の人気バッグ10選|歴史とデザイナーから紐解くその魅力とは
INDEX
・はじめに
・セリーヌの歴史
・セリーヌを代表する3名のデザイナー
・セリーヌの年式の見分け方
・セリーヌの魅力
・セリーヌの人気バッグ10選
・最後に
■はじめに
世界中のセレブや有名人が愛用し、女性から憧れのブランドとして人気を集め続けているセリーヌ。
今回は、セリーヌを代表する3名のデザイナーと共に、その魅力と人気アイテムをご紹介します。
■セリーヌの歴史
1945年に”セリーヌ・ヴィピアナ”によって、フランスのパリに誕生しました。
創業当時はオーダーメイドの高級子供靴専門店でしたが、その後、バッグ、衣料品、香水など事業を展開していき、1967年に展開したプレタポルテコレクションが当時のパリ上流階級の流行とマッチしたこともあり、セリーヌは一流ブランドとしての地位を確立させていきました。
1987年には、ルイ・ヴィトンなどで有名なLVMHグループの傘下に入る事になり、創設者のセリーヌ・ヴィピアナがデザイナーを退任することになりました。
以降は、後ほど紹介するデザイナー達の活躍によって、セリーヌは大きな転機と成長を遂げることになったのではないかと考えています。
■セリーヌを代表する3名のデザイナー
LVMHグループの一員となったセリーヌは、当初担当となったデザイナーと共に数多くの人気アイテムを生み出してきました。
その中でも立役者となった3名のデザイナーをご紹介します。
マイケル・コース
1996年にセリーヌ・ヴィピアナの後任として、当時ニューヨークで活躍していたマイケル・コースがセリーヌのデザイナーとして迎え入れられました。
マイケル・コースといえば、現在では自身の名を冠したブランドを展開しており、著名デザイナーのひとりです。
彼は得意としていたスポーティスタイルをラグジュアリーなセリーヌのデザインと融合させ、「ブギーバック」や「パリ・マカダム」など、新たなスタイルを生み出し、高い評価を得ています。
フィービー・ファイロ
クロエのデザイナーとして活躍していた”フィービー・ファイロ”は、2008年にセリーヌの取締役兼クリエイティブディレクターに就任しました。
フィービーは過去のセリーヌの良さを引き継ぎ、ラグジュアリー感溢れるデザインで数々の女性を魅了していきました。
セリーヌのアイコンアイテムである「ラゲージ」は、フィービーの手によって生み出されたものです。
2019年の退任後は”フィービーロス”といわれ、多くのファンが悲しむほどにセリーヌの人気に貢献した1人と言われています。
エディ・スリマン
2019年にフィービーがセリーヌを去った後、現在に至るまでセリーヌのデザインを手がけるのは、エディ・スリマンです。
「イヴ・サンローラン」、「クリスチャン・ディオール」でデザイナーとして活躍し、数々の変革をもたらしてきたエディは、過去のセリーヌの歴史からインスピレーションを得たり、ロックとエレガンスの融合をデザインに取り入れたりするなど、セリーヌに新たな風を吹き込んでいます。
■セリーヌの年式の見分け方
ラゲージバッグなど、長い期間において販売されている定番アイテムの年式を見分けることは非常に困難です。
ただし、ブランドロゴを見れば、最新かそうでないかを判別することは可能といわれています。
▼2018年以前のブランドロゴ
▼2019年以降のブランドロゴ
セリーヌのアイテムは基本的にセリーヌのブランドロゴが上記のように刻印されています。
比較してみると、”Eのアクセント記号”が新タイプのロゴではなくなっています。
60年代のセリーヌのロゴからインスピレーションを受けたエディがアクセントを取り、文字間を詰めることにより、シャープでバランスの取れたデザインに仕上げ、これがロゴ仕様の変更の理由と言われています。
■セリーヌの魅力
セリーヌのバッグは洗練されたシンプルさと上品さを兼ね備えています。
ジャケットなどフォーマルなファッションにはもちろん、デニムなどのカジュアルなファッションにもあわせることができます。
また、創業当初より製品の品質には高いこだわりをもっており、飽きずに何年も手入れして使っていきたいと思わせてくれるアイテムが多い部分も、セリーヌの魅力の一つではないでしょうか。
■セリーヌの人気バッグ10選
セリーヌにも数多くの人気バッグがありますが、特に人気のアイテムをご紹介します。
自分のイメージにあうアイテムを探している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
ラゲージ
セリーヌといえば、このラゲージをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
2011年に登場したセリーヌのラゲージバッグは、女性にとって”一度は持ってみたいバッグ”といっても過言ではないほど、大人気のアイテムとなりました。
たっぷりと収納できる機能性と、多彩なカラーバリエーション、多様なサイズ展開が大きな魅力といえます。
ラゲージのサイズ展開
ラゲージはサイズ展開は4種類もありますが、正確にそれぞれの名称とサイズを覚えている方も少ないのではないでしょうか。
ここでは、ラゲージのサイズ展開についてご紹介します。
ナノショッパー
横幅約20センチ 高さ約20センチ 奥行き約10センチ
ラゲージの中でも一番小さいサイズです。
唯一ショルダーストラップが付属するサイズで、可愛いサイズ感でありながら、スマートフォンやコンパクトウォレット等必要なものはしっかり入るサイズです。
マイクロショッパー
横幅約27センチ 高さ約27センチ 奥行き約15センチ
長財布や化粧ポーチも入れられるサイズで、普段使いにはぴったりのサイズです。
ミニショッパー
横幅約31センチ 高さ約31センチ 奥行き約18センチ
マイクロショッパーより一回りサイズが大きく、A4書類やタブレット、手帳などが入ります。
普段使いだけでなく、ビジネスシーンにも使えるサイズです。
ファントムショッパー
横幅(底面)約30センチ 高さ約28センチ 奥行き約24センチ
上部の間口が50センチほど広がる収納性の高い”ラゲージ ファントム”。
ラゲージの中で一番大きいサイズになり、1~2泊程度の旅行でもお使いいただけるほどの容量となっています。
トラペーズ
ラゲージと共に人気が高いモデルがこちらのトラペーズです。
トラペーズとはフランス語で「台形」を意味し、横幅が広く逆台形のような形が特徴的です。
実用的な収納性に加え、都会的なデザインとカラーバリエーションで、多くの女性の人気を集めています。
スモールカバ
シンプルで使いやすいバッグを探している方には、こちらのスモールカバがオススメです。
ハンドバッグだけでなく、付属のショルダーストラップを使うことで幅広いシーンに使うことができます。
ホリゾンタル CELINE カバ
正面の大きくあしらわれた”CELINE”のロゴが特徴のバッグ。
間口が空いたオープントートで使いやすくカジュアルな構造ですが、ハンドル付け根部分に下げられたパドロックが上品な雰囲気を演出しており、コートやニットなどを用いた上品なファッションにもピッタリなバッグです。
ベルトバッグ
フラップの左右から伸びる長いレザーストラップが特徴的なこちらのベルトバッグは、2014年に登場しました。
フォーマルながらも遊び心が加えられたデザインで人気が高いアイテムです。
トリオンフ バスケットバッグ
2020年に、エディの手により登場したのがバスケットバッグです。
ラフィア素材で編み込まれたバッグに、どこかレトロさを感じさせる「トリオンフ」モチーフが正面に配され、シンプルながらもアイコニックな仕上がりとなっています。
持ち手も長くて使いやすく、春から秋の季節にぴったりなバッグです。
ビッグバッグ
セリーヌの次なるアイコンバッグとして人気を集めているのが、こちらのビッグバッグです。
セリーヌらしさを出した都会的なデザインと、十分なマチ幅を備えた収納性によって、ビジネスシーンや普段使いでも幅広くお使いいただけます。
16(セーズ)
2019年から登場した”16(セーズ)”はセリーヌ本社とアトリエの番地を名前にしたバッグです。
中央のフラップ金具や丸みを帯びたサイドのラインが、60年代に誕生したセリーヌの歴史的なバッグを思い起こさせてくれます。
ショルダーストラップ付属で使いやすく、日常を贅沢に演出してくれます。
C(セー)バッグ
2019年に登場した”C(セー)バッグ”も、セリーヌが70年代に出した「クロージャー」というモデルからインスピレーションを受けたデザインとなっています。
中央の「C」がモチーフになったフラップ金具が目を引くデザインです。
トリオンフキャンバス
トリオンフとはフランス語で「凱旋門」を意味し、パリの凱旋門を囲むチェーンから着想を得たモノグラムデザインとなっています。
ヴィンテージ感溢れるこちらのデザインは、シックからカジュアルファッションまで、幅広いファッションに、ワンポイントアイテムとして使えるアイテムとして人気です。
■最後に
数々の有名なデザイナーと共に世界中のファンを魅了し続けてきたセリーヌ。
是非、素敵なラインナップの中から貴方にあうオススメのバッグを見つけてみてはいかがでしょうか?
セリーヌについては、以下の記事もご覧ください。
・ヴィンテージのオールドセリーヌ|マカダム柄からトリオンフへ生まれ変わるセリーヌのデザイン >>