古着を無料で回収するアパレルブランド9選!着ない服を資源にしよう
古着を無料で回収するアパレルブランドは近年増えており、店舗に持ち込むなどの方法で、古着をリサイクルに出すことができます。回収に協力すると、クーポン券やポイントをもらえるブランドも存在するので、利用したいですね。ここでは、古着を無料で回収するアパレルブランド、回収すると特典が受けられるブランドなどを紹介します。
目次
古着を無料で回収するアパレルブランド4選
古着の無料で回収を行うブランドは、ユニクロ、ZARA、アーバンリサーチなど。回収された古着は、新たな素材や燃料として再活用されます。ここでは、古着を無料で回収するアパレルブランドを4つ紹介します。
ユニクロ
ファーストリテイリンググループが運営するユニクロでは、自社ブランドの商品を回収する、リサイクルボックスを全店に設置。回収した衣服は、新たな服や燃料、素材に生まれ変わったり、難民キャンプに支援衣料としてリユースされたりします。
また回収したダウン製品は、独自の技術で新たな商品として再生したのちに、販売しています。販売したダウンは、不要になったらまた回収し、リサイクルできるので、ゴミの削減に大きく貢献する取り組みと言えるでしょう。
ZARA
ZARAでは店舗に回収用コンテナを設置し、衣類の回収を行っています。ZARA以外のブランド製品や、衣類以外にもクッションやベッドカバーなどの回収を行っているのが特徴です。回収した古着は、寄付やリサイクル、新たな生地へと変換されます。
ZARAはサステナブルな社会の実現のため、繊維リサイクルの促進に力を入れており、さらに多くの種類の生地をリサイクルできるよう、日夜研究を続けるブランドです。
アーバンリサーチ
株式会社アーバンリサーチが運営するURBAN RESEARCH、URBAN RESEARCH DOORS、URBAN RESEARCH Storeなどの9ブランドでは、羽毛製品の回収をしています。
回収できる商品は、品質表示の「ダウン率」が50パーセント以上のもので、汚れや穴がある商品でも大丈夫です。回収した羽毛を利用した、リサイクル羽毛による商品の企画にも、積極的に取り組んでいます。リサイクル羽毛は、徹底した洗浄を経て商品化されており、高い品質を誇っているので、一度手に取ってみたいですね。
パタゴニア
リサイクルに意欲的なブランドの1つであるパタゴニアは、10年以上前から自社製品の回収・リサイクルを実施しています。直営店にある回収ボックスもしくは、流通センターに送付すると回収が可能です。
回収された製品は、新たな繊維や生地としてリサイクルする他に、古着として再利用されることもあります。2020年には、パタゴニアのポリエステル製品の8割にリサイクル素材が使われており、環境意識の高さが伺えます。
古着を無料回収すると特典があるブランド5選
GUや無印良品、H&Mなどのブランドでは、古着を回収に出すと、ポイントやクーポンなどの特典が受けられれます。ここでは、古着の無料回収に特典を設けているブランドを、5つ紹介します。
GU
ユニクロと同じ運営会社のGUでも、自社ブランド商品の回収を実施中です。回収に協力すると1人につき1日1回、マイルをゲットできます。
貯めたマイルは商品との交換や、寄付に使うことが可能。店頭の回収ボックスに古着を入れ、ジーユーアプリのバーコードスキャナーでQRコードを読み取れば、マイルの受け取りが完了です。
無印良品
無印良品では、自社で取り扱っている衣料品全般の回収を、全国の無印良品店舗で行っています。回収の際、MUJI passport会員に登録していれば、1回につき1000マイルをもらえてお得です。貯めたマイルは、無印でのお買い物やサービスに利用できます。
回収した衣類は、手を加えてリユース商品として販売したり、エタノールなどのエネルギーにしたりして、再利用されます。
H&M
H&Mでは、ブランドやコンディションを問わず、古着の回収を国内の全店舗で実施中。古着を詰め込んだ袋1つにつき、3,000円以上のお買い物で1枚使える、500円引きクーポンをゲットできます。クーポンの上限は、1人1日最大2枚までです。袋の形状や、袋にいくつアイテムを詰めるかは、回収に出す人の自由にできるのが嬉しいですね。
回収した古着は世界の市場で販売されるか、新たな繊維としてリサイクルされます。
ゴールドウイン
「ザ ノース フェイス」などのブランドを展開するゴールドウインでは、ブランドや状態を問わず、古着の無料回収をしています。対象となるのは服のみで、事前に洗濯をし、回収を実施している店舗のレジに持参します。
回収に協力すると、5,000円(税別)以上のお買い物の際に、1枚使用できる500円クーポンを付与。回収した古着は、ポリエステルやナイロンなら高純度の原料に戻し、ダウンなら新たなダウン製品の原料として再利用されます。まだ着られる服は、寄付やリユースに回される、資源を無駄なく再利用しています。
スノーピーク
スノーピークでは、全国の直営店のレジにて、テントや古着の回収をしています。回収対象はテント、タープなどのアウトドア用品と、衣料品全般で、スノーピーク以外のブランドでも回収が可能です。
回収に協力すると、スノーピークのオリジナルステッカーをもらえます。回収した製品から生成された再生ポリエステル樹脂で糸が作られ、Tシャツなどの製品として生まれ変わります。
古着の無料回収以外の処分方法
ここでは無料回収以外の古着の処分方法を紹介します。例えばリユースショップやフリマアプリを利用すれば収入を得られ、業者に依頼すれば、多量の衣類を一度に引き取ってもらえるなどのメリットがあります。
リユースショップやフリマアプリを利用する
リユースショップやフリマアプリを利用すれば、思わぬ収入が得られます。特にハイブランドの服は、リユースショップに持ち込むのがおすすめです。良い状態のものなら、買い取り価格が期待できますよ。
また、鑑定士が常駐しているリユースショップであれば、価値を理解して適切な価格で買い取ってもらえるので、ヴィンテージものを持っている場合も安心ですね。フリマアプリは、手元にある洋服を好きなときに出品できるのがポイントです。多少ダメージがあっても買い手がつくこともあるので、まずは出品してみましょう。
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不要品回収業者に回収してもらう
他には、不要品回収業者に回収してもらう方法があります。この場合、古着の他に不要品もまとめて回収してもらえるので便利です。
アパレルブランドの無料回収と異なるのは、古着がお店に持ち込めないくらい大量にあっても、一度に手放せること。ただし無料ではなく、不要品回収業者へ依頼する費用が別途必要となるので、依頼時に確認しておきましょう。
ゴミとして処分する
他には、古着をゴミとして処分する方法があります。自治体によって、古着をゴミとして分別する方法は異なるので確認が必要です。また、ゴミを出すのが有料の地域では費用もかかります。
古着を可燃ゴミとして出してしまうと、焼却による環境への負荷が懸念されます。ブランドの古着を処分するなら、リユースもしくは新たな資源として活用できる、無料回収を選択するのが望ましいでしょう。
手軽で利用しやすい回収先を見つけ、古着を無料回収に出そう
古着を無料で回収するアパレルブランドは多く、回収に協力すればクーポン券やポイントなどをゲットできる場合も。また無料回収は、不要になった服を新たな資源としてリサイクルできる、環境に優しい処分方法と言えるでしょう。手軽で利用しやすい回収先を見つけ、ぜひ古着を無料回収に出してみてください。