固形シャンプーのおすすめ3選!メリット・デメリットや選び方を徹底解説
固形シャンプーとは、水分を含まないシャンプーのことです。液体シャンプーとは違ってボトルに入れる必要がなく、プラスチック削減につながるので地球環境に優しいと話題になっています。本記事では、固形シャンプーとは何か、メリット・デメリット、選び方やおすすめの固形シャンプー、作り方を紹介します。
目次
- 固形シャンプーとは
- 固形シャンプーのメリット・デメリット
- メリット①プラスチック容器を使わない
- メリット②髪や頭皮への負担が少ない
- メリット③長持ちしやすく経済的
- デメリット①保管方法によっては溶けやすい
- デメリット②慣れないと泡立ちにくいことも
- 固形シャンプーの選び方
- 髪質や悩みに合わせて選ぶ
- 好みの香りで選ぶ
- 固形シャンプーのおすすめ商品
- エティーク(ethique)|シャンプー バー
- マックス|ザ・バー ソリッドシャンプー(The BAR Solid Shampoo)
- ラッシュ(LUSH)|シャンプーバー
- 固形シャンプーの作り方
- 用意するもの
- 手順
- 固形シャンプーでサステナブルにヘアケアを楽しもう
固形シャンプーとは
固形シャンプーとは液体シャンプーの水分以外の成分を固めたもので、シャンプーバーとも呼ばれています。一見、固形石けんと同じに見えますが、一般的な固形石けんはアルカリ性で洗浄力が強いのに対し、固形シャンプーは髪や地肌に合わせて弱酸性または弱アルカリ性です。
また髪に必要な洗浄成分と保湿成分が含まれています。水分が少ないので、合成界面活性剤などを含まないという特徴もあります。天然成分が配合されているものも多く、小さな子どもや敏感肌の人にも使いやすいのです。
固形シャンプーのメリット・デメリット
続いて固形シャンプーのメリットとデメリットを見ていきましょう。固形シャンプーは、地肌に優しいものが多く、プラスチック容器を削減できるというメリットがありますが、使い方によっては泡立ちにくいというデメリットもあります。
メリット①プラスチック容器を使わない
固形シャンプーは、液体シャンプーとは異なりプラスチック容器が不要です。成分を凝縮した固形シャンプーは、1つで液体シャンプー数本分に相当するものもあります。近年、環境問題につながるプラスチックゴミの削減が望まれている中、固形シャンプーを使うことはサステナブルな活動につながります。
メリット②髪や頭皮への負担が少ない
固形シャンプーは、天然由来の成分を中心に作られたものが多く、髪や頭皮への負担が少ないのもメリットです。ココナッツオイルや植物グリセリンを保湿剤に使ったもの、シリコンや合成界面活性剤を含まずに成分にこだわった製品もあります。また水分を含まないので水分中で発生しやすい細菌の影響を受けにくく、合成保存料を使っていないものも多いです。
メリット③長持ちしやすく経済的
固形シャンプーは1つで液体シャンプー数本分に相当し、長持ちするため経済的です。固形シャンプーの種類によってはボディソープとしても使えるものもあり、用途ごとに購入する必要がないためコスパが良いのもメリットです。
デメリット①保管方法によっては溶けやすい
固形シャンプーは、製品の特性や保管方法によっては溶けやすいものもあります。品質を守るために使用後はしっかり水を切り、風通しの良い場所で乾燥させるのがおすすめです。水捌けの良い石けんケースや吸水速乾性のあるコルクケースなどを使うのもおすすめ。高温状態では熱で溶けてしまう可能性があるので、浴室乾燥を使う際には固形シャンプーを浴室の外に出すのが無難です。
デメリット②慣れないと泡立ちにくいことも
固形シャンプーは水をしっかり馴染ませないと泡立ちにくい特徴もあります。使いはじめはうまく泡立たなかったり、時間がかかったりすることも。固形シャンプーを使う際は髪の毛を水にしっかり濡らし、根本から毛先までまんべんなく固形シャンプーを滑らせるのがポイントです。
泡立ちは固形シャンプーを使う量にも関係します。自己判断ではなく製品パッケージなどに記載してある目安の量を確認し、自分の髪の長さに合った量を使いましょう。
固形シャンプーの選び方
固形シャンプーの特徴が分かったところで、選び方を見ていきましょう。一口に固形シャンプーといっても種類はさまざま。選び方のポイントを抑えて、自分に合った固形シャンプーを選んでください。
髪質や悩みに合わせて選ぶ
固形シャンプーを選ぶなら、自分の髪質や悩みに合わせるのがおすすめです。配合されている成分により期待できる効果も異なります。主な悩みと対応する成分は以下の通りです。
<悩み別配合成分>
頭皮の湿疹・フケ:カランジャオイル(クロヨナ種子油)、トショウオイル
髪の毛のボリュームがない:シナモン(カシア樹皮)、ジンジャー(ショウガ根)
髪の毛の乾燥・パサつき:カカオバター、ココナッツオイル、ジャーマンカモミール
髪の毛のベタつき:オレンジオイル、ライムオイル
抜け毛:ローズマリー、サンダルウッド
好みの香りで選ぶ
固形シャンプーには、さまざまな香りがあるので自分好みの香りを選ぶのも良いでしょう。ミントやライムの爽やかな香りでリフレッシュしたり、リラックス効果が期待できるローズやイランイラン、おやすみタイムにはジャスミンを選んだりして、目的に応じて選択するのもおすすめです。シンプルに使いたい場合は、無香料の固形シャンプーを選ぶ方法もあります。
固形シャンプーのおすすめ商品
ここからは、おすすめの固形シャンプーを紹介します。紹介した商品の特徴を参考に、自分に合うものを選んでみてくださいね。
エティーク(ethique)|シャンプー バー
エティーク(ethique)は、ニュージーランドで生まれたブランド。環境に配慮したサステナブルなブランドとして有名です。「シャンプー バー」は、100%天然由来成分、独自製法でしっかり泡立つ、ノンシリコンかつ15種類の無添加処方原材料という特徴を持ちます。種類も豊富なので、自分の髪の毛を悩みに合ったものを選んでみてください。
マックス|ザ・バー ソリッドシャンプー(The BAR Solid Shampoo)
マックスは明治38年に創業した国内化粧品メーカー。プラスチックフリーと環境に配慮した商品を輩出しています。「ザ・バー ソリッドシャンプー(The BAR Solid Shampoo)」は、非動物由来の天然成分が中心。髪にも地球環境にも優しい、機能成分が凝縮した固形シャンプーです。
ラッシュ(LUSH)|シャンプーバー
ラッシュ(LUSH)は、日本でもよく見かけるイギリスのバス用品化粧品ブランド。環境への配慮から25年以上前に固形シャンプーを開発した、エシカルコスメのパイオニアです。新鮮な野菜や果実を使った、ベジタリアン対応のシャンプーバーを11種類展開しています。
固形シャンプーの作り方
最後に家庭でできる固形シャンプーの作り方を紹介します。好みのエッセンシャルオイルを選んで、香りを楽しんでみても。ここでは、取り扱いが難しい苛性ソーダを使わない方法を紹介します。
用意するもの
<材料>
・石けん素地100%の固形石けん 100g
・ひまし油 小さじ1/2
・シアバター 小さじ1/2
・エッセンシャルオイル 10滴 ※お好みで
・お湯 適量
<道具>
・すりおろし機
・容器2つ 湯煎用1つ材料を混ぜる用
・紙パック(石けん成形用)
・湯煎用鍋
手順
固形シャンプーの作り方の準備は以下の通りです。
1. 石けんをすりおろし機ですりおろし、湯煎で溶かす
2. 石けんが溶けたら火を止め、シアバター、エッセンシャルオイルを加えて混ぜる
3. 2を紙パックに流し入れる
4. 半日程度、石けんが固まるまで置く
5. 石けんが固まったら型から外して完成
市販の固形シャンプー同様、しっかり髪の毛を濡らしてから泡立てて使います。洗った後には、コンディショナーで髪の毛を整えるのがおすすめです。
固形シャンプーでサステナブルにヘアケアを楽しもう
固形シャンプーは、天然由来の成分でできた髪や地肌に優しいアイテムです。かわいい見た目と心地よいオイルの香りで、リラックス効果も期待できるでしょう。長持ちするのでコスパも良く、プラスチック容器を使わないので地球環境にも優しいのも魅力。自分にぴったりの固形シャンプーを選んで、サステナブルにヘアケアを楽しんでみませんか。
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